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丸紅情報システムズ、Beaconデバイス「RapiNAVI Air2」販売開始

丸紅情報システムズ株式会社とクレスコワイヤレス株式会社は、共同で開発したモバイルマーケティング向けBeacon(ビーコン)デバイスの新製品「RapiNAVI Air2(ラピナビ エア ツー)」を2015年7月10日より販売開始した。

 

RapiNAVI Air2は、スマートフォンやタブレットPCなどと、BLE(Bluetooth Low Energy *1)通信を行うBeaconのデバイス。従来製品と比較して電池寿命が大幅に向上した。iBeaconの規格では、100ミリ秒に1回の間隔で信号を発信し続けることが求められるが、この条件下において単3乾電池2本で約1年間にわたり稼働し続ける。

従来商品の「RapiNAVI Air」はAC電源の他、単4電池1本の電源にも対応しているが、電池寿命が数週間と短く頻繁な電池交換が必要なため、長寿命化が望まれていた。また、クレスコワイヤレスの従来製品である単4電池1本型BeaconデバイスとCR2032ボタン電池型Beaconデバイスにおいても電池寿命に同様の課題を抱えていたことから、MSYSとクレスコワイヤレスが共同で製品開発に取り組み、大幅な長寿命化を実現した。

 

また RapiNAVI Air2は、通信モジュールの電波強度を強化した。MSYSは通信チップメーカーのNordic Semiconductor ASA社の国内販売代理店のため、その知見を活かしより電波強度の高い通信モジュールを採用している。これによりRapiNAVI Airと比べ電波到達距離が約3倍となり、より広い範囲を1台のBeaconデバイスでカバーすることができる。

さらに、モバイルアプリとBeaconの通信によりポイントを付加するようなキャンペーンにおいて、本来Beaconの持つUUID(端末番号)を偽装することにより不正にポイントを獲得されるなど、セキュリティ面の課題となるUUIDの「なりすまし」対策をRapiNAVI Air2では機能に盛り込んでいる。Beaconパケット以外に暗号化した認証パケットを発信し、モバイルアプリなど通信相手のアプリケーションに認証のアルゴリズムを組み込むことでなりすましによる不正を防止できる。

 

丸紅情報システムズは名古屋市・大阪市での実証実験など、2014年5月の RapiNAVI Air販売開始以来、Beaconの事業化に向けてさまざまな取り組みを行ってきた。この結果、ショッピングモールや駅構内などにおける広告配信だけでなく、人やモノの行動分析分野においてもBeacon活用の有効性が確認できている。RapiNAVI Air2はこれらの取り組みにおいて確認できた課題や改善点を機能に反映したものだ。

今後丸紅情報システムズとクレスコワイヤレスは、RapiNAVI Air2をBeaconデバイスの主軸として販売すると共に、利用場面によっては従来製品も併売しながらBeacon事業を展開していく。今後1年間に2社で2億円を売上げる目標だ。

 

製品紹介ホームページ: http://www.marubeni-sys.com/mobile/navi/air2_01.html

 

【RapiNAVI Air2 仕様】

Bluetooth Low Energyチップ:nRF51822
電源:単三アルカリ乾電池
表示:LED
サイズ:縦79mm x 横41mm x 厚さ27mm
重量(電池含む):約95g

 

(*1)近距離無線通信技術Bluetoothの拡張仕様の一つで、極低電力で通信が可能なもの。

 

【丸紅情報システムズについて】

丸紅情報システムズは、最先端ITを駆使した付加価値の高いソリューションやサービスを、お客様視点で提供するソリューションプロバイダだ。

製造・流通・サービス・小売・金融業を中心とする様々な業界の知見と高度な提案力と、グローバルな視点からお客様の差別化に貢献する最先端技術やそれを活用した新しいソリューションの開発力が強み。

ソリューションや製品、サービスを通じて、お客様の期待を超える新しい「価値」の創出でお客様のビジネスを支援する。

 

【クレスコワイヤレスについて】

クレスコワイヤレスは、15年以上にわたるBluetooth業界での経験と実績に基づき、IoT時代におけるターミナルデバイスとゲートウェーのプラットフォーマーを目指す近距離無線技術分野のソリューションプロバイダだ。

センシングデバイス、ワイヤレスマイク、ハンディーターミナル、セキュリティロッカーなどの自社製品のほか、RFIDタグの取り扱い、ハードウェア及びソフトウェアの設計、開発、製造、販売、RTLS(Real Time Locasion System)などの強みを生かしたサービスの提供に専念し、お客様のご期待にお応えする。

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