12月17日 IIJ Starlilnkセミナー開催

ひろぎんHD、生成AIで広島銀行の融資稟議書作成を効率化し年間5,200時間削減へ

株式会社ひろぎんホールディングスは、子会社の株式会社広島銀行において、生成AIを活用した融資業務の稟議書作成機能を内製で企画・開発し、全営業店に導入したと発表した。

この機能では、顧客の企業情報や、日々蓄積されている営業店行員の折衝記録といった行内データをもとに、申込経緯、資金使途などの稟議書の一部のドラフトを、生成AIが自動的に作成する。

行員は作成されたドラフトの内容を確認・修正して利用することで、稟議書作成時間の短縮が可能となる。

同機能を活用した検証をした結果、年間約5,200時間の業務削減効果が見込まれており、今後はこの効果の実現に向け、運用と精度の向上を図る方針だ。

特に、稟議書作成に多くの時間を費やしていた若手行員にとって、時間短縮とAIによるドラフトを通じた書き方の学習は、スキルアップと地域顧客の課題に向き合う時間の創出につながると期待されている。

また、個人顧客向けの面談準備の効率化についても、生成AIを活用したPoCを実施し、有用性が確認されている。

現状、顧客情報が複数の行内システムに分散して管理されており、情報集約や確認に時間を要することが業務効率化の課題となっていた。

PoCでは、生成AIが行内情報から必要な情報をまとめ、提案や会話内容のアイデア整理が可能かを検証した結果、面談準備の時間が従来比で7割削減できる見込みとなった。

これを受けて同社は内製開発に着手し、2026年2月から本部の営業担当者での利用開始を予定している。

ひろぎんHD、生成AIで広島銀行の融資稟議書作成を効率化し年間5,200時間削減へ
個人顧客向けの面談準備の効率化イメージ

将来的には、AIエージェントの活用による業務効率化と価値創造効果の最大化を目指す計画だ。

ひろぎんHD、生成AIで広島銀行の融資稟議書作成を効率化し年間5,200時間削減へ
ひろぎんHDの生成AI活用ロードマップ

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録