AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

プラットフォーム元年、産業別プラットフォーム構築の勘所

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エッジとクラウドの強調分散制御を実現する「enebular」

ウフルでは「enebular」というIoTオーケストレーションサービスを提供している。従来から、エッジデバイスが単独あるいはエッジ側のシステムのみで自律制御することはオペレーションテクノロジーの文脈で実現されている。Enebularにより実現できる事は、エッジ/クラウド双方に動的に変更可能なロジックと機械学習モデルをデプロイすることで、エッジとクラウドの協調分散制御、及び協調分散制御に必要なロジックと機械学習モデルの一元管理、エッジ/クラウドのデプロイ先へデプロイ/設定/管理である。つまり、enebular を活用することで、IoT時代に求められているプラットフォームのアーキテクチャが実現できるのである。次世代のプラットフォーム構築を検討する際には、是非活用を検討していただきたい。

ビジネスエコシステム構築におけるポイント

続いて、ビジネスエコシステムの構築において重要なポイントについて紹介する。これまでもプラットフォーム化を検討したものの、その先のビジネスをデザインすることができず、断念したケースも多いのではないだろうか。ビジネスエコシステムを構築するにあたって重要なポイントは、いくつか存在する。その中でも最も重要なポイントは、自社がそのプラットフォーム上でリファレンスモデルとなるビジネスを一つ作り上げることである。それがあるかどうかによって、プラットフォーム上でビジネスを展開してくれるパートナーから見たプラットフォームの魅力が圧倒的に違ってくる。また、もう一つ重要かつ難易度が高いポイントが存在している。それは、“自律的に“プラットフォーム上でビジネスが生まれていくパートナーエコシステムをいかにして構築するかという点である。魅力的なプラットフォームを構築し、パートナーとなる企業をたくさん集めたところで、何もしなければビジネスは生まれない。逆に、全てのパートナーに手厚いサポートをして個社とビジネス構築をしていると、数が増えると手が回らなくなってしまう。つまり、共創を生み出すエコシステムを構築できるかどうかで、ビジネスのスピードが圧倒的に違ってくるということであり、成否を分ける重要なポイントのひとつなのである。

ビジネスエコシステムの構築手法

ビジネスエコシステムの形成には様々なやり方があると思うが、ウフルが事務局を務めているIoTパートナーコミュニティは、共創でビジネスを生み出すことに成功している事例の一つである。2018年6月現在、パートナー企業42社、協力団体14社で運営されており、設立から2年が経過している。主たる目的を「実ビジネスを構築すること」としており、現在9つのワーキンググループが業界別のビジネス化テーマを持ち、半年タームでビジネスとしての成果を出すために活動をしている。現在半年タームで4シーズンが経過しており、既に実ビジネス化されているケースや、ビジネス化一歩手前まで来ているものも複数存在している。このパートナーコミュニティには、自律的に運営されるための仕組や、所属企業が精力的に活動するための仕組みが複数実装されており、ビジネスエコシステムを上手く構築していくための参考になると思われる。実際に、産業別のプラットフォームにおけるビジネスエコシステム形成を、IoTパートナーコミュニティのノウハウをベースに支援している。

スピードを重視した共創の実現

ここまで、産業別プラットフォーム構築において重要なポイントを示してきたが、デジタルトランスフォーメーションの実現に向けて最も重要なのはスピードである。何故ならば、そこを目指しているのは自社だけではなく、競合他社も同じく目指しているからである。もっと言えば、競合ではなくても、業界内の企業や業界外の企業が従来手を出していなかったサプライチェーンの領域を押さえにくる可能性もある。勝つためには、スピードが重要なのである。さらに、デジタルトランスフォーメーションに不可欠なIoT領域は、現場におけるThingsレイヤーから、エッジ、ネットワーク、セキュリティ、コネクティビティー、DataLake、マネジメントシステム、APaaS、アプリケーションとレイヤーが多岐に渡り、自社内にノウハウがないケースもある。自社だけでも実現はできるかもしれない、しかしノウハウのない/少ない領域でゼロから考える場合、どうしても時間がかかってしまう。スピード感を持って進めるためには、自社に不足している領域は他社と組み、1社では実現することが難しいことを実現していくことが必要である。生き残りをかけた競争の中で、共創というスピードを上げるためのツールを使いこなし、いかに他社よりも早くデジタルトランスフォーメーションを実現することが今企業に求められているのではないだろうか。

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ウフル

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