スマートアシスタント検証のイマ 主要な3つの問題を解説

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ユーザーシナリオシミュレーション

前文に述べたとおり、スマートアシスタントの活用範囲の拡大に伴い、コンシューマー向けの検証が複雑になっている。アリオンの証では、様々なシナリオを作成し、製品との互換性問題の発見を支援する。
「家庭内」のシナリオでは、リビングルームやバスルーム、キッチンなど、一般庭をモデルとして構築しており、子供の叫び声、料理をする音、輻輳環境といった様々な状況をシミュレート可能だ。たとえ被試験用機器が機能試験に合格したとしても、パフォーマンスに関して予想外の問題が出現することが考えられる。このため、個別のIoT製品に最適な検証プランをカスタマイズする必要がある。以下の図は、アリオンが構築するシナリオの一部を表している。

スマートアシスタント検証のイマ 主要な3つの問題を解説

様々なシナリオにおける無線通信状態の検証を求められていることから、アリオンは信号ヒートマップ解析によって、特定エリアの無線信号を可視化できる。ヒートマップで受信信号強度(RSSI)を示すことで、スマートデバイスの無線接続(例:Wi-Fi, Bluetooth, Zigbeeなど)性能と信号強度など、通信時の問題点を具体的に把握できるようになる。

スマートアシスタント検証のイマ 主要な3つの問題を解説
*ヒートマップ検証についてはこちらの記事をご参照ください:現実社会にある要因でスマートデバイスを検証しよう

おわりに

本稿では、言葉の聞き間違えや、音声認識の失敗、無線信号干渉など、スマートアシスタントにありがちな問題点を紹介した。日常生活におけるスマートアシスタントの活用ケースが多様化した際に、企業側として早期解決が必要となる課題は、ユーザー側の使い勝手に直接影響を及ぼす、製品同士の接続互換性である。スマートデバイスのユーザーエクスペリエンスは、製品そのものだけでなく、様々なアプリケーションにも影響を及ぼすだろう。

アリオンは最先端の業界動向に追従し、トータルなIoT製品検証サービスを提供している。様々なユーザーシナリオを組み合わせることで、顧客に合わせた最適なシナリオを構築可能だ。また、アリオンIoTイノベーションセンターでは、世界中のIoT製品を集約しているので、グローバルな環境をタイムリーにシミュレートすることができる。
アリオンでは今後も、IoT機器への新たな検証方法の開発など、効率的な品質向上を実現するためのサービスの拡充に継続的に取り組んでいく。

アリオンではIT/IoT状況や検証、USB Type-CやHDMIといった認証試験に関するブログを定期的に公式ウェブサイトにアップロードしている。次回は、スマートアシスタントの互換性試験を行った結果を投稿する予定だ。

【関連リンク】
アリオン

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