AIoT のパワーを解き放て―― AIとIoTを統合したAIoTを今すぐ導入すべき理由とは?

ドコモが取り組むIoT/AIの最新技術やソリューション DOCOMO OpenHouseレポート2

水耕栽培ソリューション「SuICO」

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左下のケースに入っているのが「植物生理モデル」が搭載されたIoTゲートウェイのモック

植物にとって最適な環境にコントロールできる「植物生理モデル」をIoT-GWをパッケージ化して、水耕栽培の環境構築からコンサルティング、運用保守までをドコモ法人営業部とアプレ社、NOUMANN社等はコラボレーションパートナーとして水耕栽培ソリューションを展開している。

プラントに設置された温度、湿度、CO2、溶液などのセンサーはLPWA子機を経由してIoT-GWに収集される。

IoT- GWにはあらかじめ「植物生理モデル」が搭載されており、外部環境の変化に応じて窓の開閉や空調、CO2濃度などの設備が制御され農作物の生育に最適な環境に近づくように自動的に制御されるようになっているので、熟練したノウハウがなくても作業者の負担やランニングコストの軽減につながることができるというものだ。

また、これらの情報はクラウドに情報が集積されPCやスマホ等で可視化ができるため、生産者が効率的に状況判断をも行えるようになっているというものだ。

 

クリエイティブ作業を10秒で遂行するAI「cre8tiveAI」

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低解像度の画像が簡単に高解像度化される様子が展示されている。

「cre8tiveAI」はラディウス・ファイブ社が提供する、ディープラーニングを利用したAIツールのプラットフォームだ。例えば、このプラットフォームの「photo Refiner」という機能を利用すると、低解像度の画像をたった10秒で縦・横4倍の16倍の高解像度の画像に変換をすることができる。

古い映画や漫画を昨今の高解像度なテレビやモニターで見れるようにするために、静止画1枚1枚に対して特殊な機材と手作業で高解像度化するデジタルリマスターという作業あり、これには膨大な労力と時間が発生していた。しかし、この技術を使うと圧倒的なスピードで作業を進めることができる。

また静止画だけではなく動画を高解像度化する機能も現在開発中でありより作業負担が減らすことができるようになるとのことだ。

さらには今後、画像から不要な部分を取り除いてその部分を自動的に補完する機能や、背景の削除、画像の色の補完、画像のレイヤー分けなど、adobeのPhotoshopなどのツールでしかできなかったような画像の加工ができる機能も、このプラットフォームの中で簡単に利用ができるよう現在開発をしているとのことだ。

 

自由視点映像を低価格で配信できる「Swipe Video」

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モニターのブラウザ上で再生された動画の視点が簡単に切り替えられる。

AMATELUS社の「Swipe video」は、4G環境配下であっても「自由視点映像」「マルチアングル映像」をPCやスマホのブラウザで配信や再生が可能なソリューションだ。

これまでは映像処理負荷や配信負荷の高さから、ブラウザ上での「自由視点映像」「マルチアングル映像」の配信や再生は難しいとされてきたが、このソリューションを利用すると大容量映像データとなる自由視点映像を4G環境でも配信することができる。

イベントなどのエンターテイメント領域だけでなく、ECサイトでの商品映像の配信や技術教育やトレーニングにおける手本の配信などのユースケースでも活用を狙っている。

 

従業員の私生活も豊かに~AIコミュニケーションアシスト「Aill」

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「Aill」はANAグループをはじめ、特定の登録している企業の独身従業員のみが利用できる独身コミュニティーサービスだ。

社外の相性の合う異性を紹介を自動的にマッチングをして紹介をしてくれるのだが、もちろん素性がわかっているので安心してコミュニケーションをすることができるとのこと。

このサービスの最大の特徴は、AIがチャットの会話をアシストしてくれるところだ。

例えば、コミュニケーションの初期の段階の時に会話の流れで映画を誘おうとすると「まだ誘うのは早い」ということをアドバイスをしてくれたり、相手に良い反応を与えるメッセージを作成し送信がしやすくなるようタイミングや話題などをアドバイスし、相手との会話が盛り上がるようサポートしてくれる。

今のところBtoBtoC(E)モデルのみで展開をしていく予定とのことだ。

 

Sportip アシスタントAI

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展示のモニターでは運動している人物の骨格を認識して数値化している様子が表示されている。

Sportip アシスタントAIは、トレーナーの指導をより高度に、効率化を行うことができるサービスだ。

トレーニングの様子を動画撮影をすると体の骨格や間接ポイントを数値化、ビジュアル化し、自動で3次元解析を行える。

そのほかにトレーニーとのチャット機能や取れニングスケジュールの管理、トレーニングメニューの生成などの機能を有しており、トレーナーは従来よりも少ない労力で高度な指導を多くのトレーニーにすることができるようになるとのことだ。

筑波大学発のベンチャーで、筑波大学のスポーツ・フィットネスのノウハウが詰め込まれているところが大きな特徴だ。

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