Avery Dennison、生産からリサイクルのトレーサビリティが可能な次世代デジタルプラットフォーム「atma.io」を日本でローンチ

Avery Dennison Corporation(以下、Avery Dennison)は、2020年4月にβ版としてプレローンチしていた物理世界とデジタル世界を繋ぐ次世代のデジタルプラットフォーム「atma.io」を日本国内で本格ローンチした。

atma.ioは、従来のサプライチェーンのあり方を再構築し、流通経路のさらなる透明性を確保するため、デジタルIDをクラウド上で管理しトレーサビリティの向上につながる。その製品が「いつ、どこで、誰によって作られたのか」を明らかにするために、原材料の調達から生産、そして消費またはリサイクルまで追跡可能になる。

現在、atma.ioはグローバルブランドや小売業者による複数のスケールアップした実装だけでなく、食品サプライチェーンのトレーサビリティにも導入され、個々の新型コロナウイルスワクチンバイアルのリアルタイム温度モニタリング用にも開発された。既に世界で100億以上のアイテムを管理し、毎秒50個(毎日4,320,000個)以上の新しい製品がプラットフォームに追加されているという。

また、UHF帯RFID(※1)やNFC(※2)、QRコードなど様々な非接触のIoTセンサーに対応している。ブランド/ユーザーはアプリ開発・提供の一般的なエコシステムを利用でき、アパレル、化粧品、医薬品、消費財、食品、物流業界など、様々なコネクテッドプロダクトのユースケースの実現に貢献する。

例えば、企業は製品を生産してから販売するまでの全ての工程を消費者に可視化することができるため、リコマースやP2P(Peer to Peer)、D2C(Direct to Consumer)といった新しいビジネスモデルを開拓することができる。さらに、消費者は商品の生産地だけではなく、生鮮食品の賞味期限やリコール情報など商品に関わる詳細を把握することができるため、顧客エンゲージメントの向上に寄与する。

Avery Dennison、生産からリサイクルのトレーサビリティが可能な次世代デジタルプラットフォーム「atma.io」を日本でローンチ
atma.io 画面例

※1 UHF帯RFID:860~960MHzの周波数帯を利用した電波方式のRFIDのこと。
※2 NFC:13.56MHz の周波数帯を使用した近距離無線通信技術で、多くのスマートフォンに搭載されている。

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