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IDC、次世代のネットワーク運用管理ソリューションにおいて「クラウド体験」「可観測性」「自動化」が必要と分析

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IDC Japan株式会社は、次世代のネットワーク運用管理ソリューションの動向に関する調査結果を発表した。ネットワーク運用管理ソリューションに次世代化が求められる背景と満たすべき要件を論じ、代表的なネットワーク運用管理ソリューションの動向を分析している。

IDCでは、企業ネットワーク運用管理の次世代化を形作る構成要素として「クラウド体験」「可観測性」「自動化」があると考えている。自社で資産を持たず使いたいときに使うことができるクラウドの身軽さや最新機能を容易に利用できる「クラウド体験」は、多くの企業がすでにITシステムやアプリケーションでクラウドを利用している現状においては、企業ネットワークの運用管理にも求められている。

また、在宅勤務が常態化しクラウドアプリケーションの活用が進む中で、ネットワークからアプリケーションを垂直的に可視化し、LAN、WANのみならずデバイスからインターネット、クラウドに至る水平方向のエンドツーエンドでのフルスタックの「可観測性」実現も必要になっている。

さらに、自動的にネットワーク機器の設定変更を行い最適なネットワークを保ち、障害を自己修復するなど運用管理ソリューションとネットワーク機器がクローズドループを形成して実現する「自動化」も一つの目指すべき方向であるとIDCでは考えている。

次世代ネットワーク運用管理ソリューションには、SDN(Software-Defined Network)や、シスコシステムズのCisco Merakiに代表されるクラウド管理型ソリューション、そしてCisco ThousandEyes、ManageEngine OpManager、NetScout、SolarWinds Network Performance Monitorのようなネットワーク性能監視(NPM:Network Performance Monitor)/ネットワーク監視など異なるカテゴリーのソリューションが含まれる。得意とする領域や単体でカバーする要素は異なることから、他のソリューションと連携することも少なくない。

こうしたことから、次世代ネットワーク運用管理の実現にはただ唯一のソリューションがあるわけではなく、自社および他社のソリューションと連携しさまざまな角度から次世代化にアプローチするものであるとIDCでは考えている。

IDC Japanのグループディレクターである草野賢一氏は「ネットワーク運用管理ソリューションベンダーは、次世代ネットワーク運用管理に不可欠な構成要素を補完し、強化するソリューションとの連携を進めるべきである。IT管理全体で求められるAI/ML(Machine Learning:機械学習)やクラウド管理型プラットフォームを共通化しておく方が、スケールメリットや学習速度を高めプラットフォーム自体の競争力強化につながるからである」と述べている。

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