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JVCケンウッドとヤマハ、映像と音声の低遅延伝送システムの実現に向けてヴァイオリン遠隔レッスンの実証実験を実施

株式会社JVCケンウッドとヤマハ株式会社は、東京藝術大学を拠点とするCOIプログラム「『感動』を創造する芸術と科学技術による共感覚イノベーション」を通じた取り組みの一つとして、「映像」と「音声」の低遅延伝送による芸術系オンライン授業システムの共同開発契約を2021年11月に締結している。

このほど、同システムの実現に向けたヴァイオリン遠隔レッスンによる実証実験を実施した。

同実証実験は、ヴァイオリニストの澤和樹氏と吉川采花氏による遠隔レッスン形式のもと、凸版印刷株式会社がローカル5G基地局や高速通信などを扱う実験施設「TOPPAN DIGITAL SANDBOX HONJO」と凸版印刷の共創スペース「NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHI」を株式会社ブロードバンドタワーの専用ネットワーク回線で接続し、JVCケンウッドとヤマハの共同開発による低遅延伝送装置を介して、離れた2拠点間の映像と音声を双方向に伝送した。NIPPON GALLERY TABIDO MARUNOUCHIでは、大画面モニターに遠隔の生徒を等身大で映し出した。
JVCケンウッドとヤマハ、映像と音声の低遅延伝送システムの実現に向けてヴァイオリン遠隔レッスンの実証実験を実施

JVCケンウッドとヤマハ、映像と音声の低遅延伝送システムの実現に向けてヴァイオリン遠隔レッスンの実証実験を実施
映像と音声の遅延は、伝送装置の送受信による遅延時間(約50ms)に加え、ビデオカメラ内部での映像信号処理の過程でも発生するが、同実証実験では、このビデオカメラ内部の遅延を極限まで抑えて低遅延伝送に最適化することにより、伝送全体の遅延量削減を実現した。

さらに、両拠点をネットワーク経由で同期することで、より高品質な映像と音声の長時間伝送を可能にした。同実証実験により、低遅延遠隔レッスンにおける同システムの有効性と、レッスン内容ごとに異なる最適な遅延量や没入感の課題について確認できたという。

今後、高品質な映像と音声の双方向低遅延伝送システムの実現に向けて開発を継続していき、芸術系オンライン授業やそれ以外での活用も視野に入れ、誰でも手軽に自宅や教室で、高画質かつ超低遅延な双方向コミュニケーションを実現するオンライン遠隔システム環境の実用化を目指すとしている。

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