アットマークテクノ、機能強化した省電力IoTゲートウェイの新シリーズを開発

株式会社アットマークテクノは、2021年3月より、太陽光パネルと蓄電池で運用可能な間欠動作するIoTゲートウェイ「Armadillo-IoTゲートウェイA6(以下、A6)」を提供している。

そうした中アットマークテクノは、A6の新シリーズ「Armadillo-IoTゲートウェイA6E」を開発したことを発表した。

新シリーズ「Armadillo-IoTゲートウェイA6E」は、A6で培われた技術をベースに、標準搭載するI/O機能を充実させ、各種用途に適用しやすくなっている。

アットマークテクノ、機能強化した省電力IoTゲートウェイの新シリーズを開発
搭載されている主なインターフェイス

また、ソフトウェアアップデート機能が標準化されたArmadillo Base OSを採用することで、長期に渡って運用するIoTシステムにも採用することができるようになった。

なおこの製品は、「Cat.M1モデル」の開発セットが2022年10月から36,300円(税込)で出荷される予定だ。そしてこれ以降、「LANモデル」「Cat.1モデル」と順次リリースされる。

また、10月の発売に先立ち、2022年7月28日に東京で開催される「SORACOM IoT Solution Day 2022」と、2022年7月28日~29日に大阪で開催される「ET & IoT West 2022」にて展示される予定だ。

「Armadillo-IoTゲートウェイA6E」の特徴

I/O機能を強化

従来の「A6」に搭載されていたLAN、USB2.0のインターフェースに加え、RS485シリアル通信(半二重)、接点入力2ch、接点出力2chを標準搭載。また、筐体内の基板には拡張インターフェース(UART/GPIO/I2C/SPI/CAN/PWM/他)が用意されている。

コンテナ型のArmadillo Base OSを搭載

LinuxをベースとしたArmadillo Base OSはコンテナアーキテクチャーのOSで、標準でソフトウェアアップデート機能を有している。アプリケーションソフトウェアはコンテナ上で動作し、コンテナのアップデートで新機能の追加やセキュリティ更新をすることができる。

また、差分アップデート機能にも対応しているため、アップデート時の通信容量を抑えることができ、通信速度が限られているLTE-M回線でも運用しやすい仕様となっている。

各種サービスに対応したゲートウェイコンテナ

ゲートウェイコンテナは、各種クラウドIoTサービス(Azure IoTやAWS IoT Core)に対応。これにより、従来のA6ではユーザー自身が行なっていた、ゲートウェイとしての機能や通信障害時の対応、セキュリティ対応、間欠動作時の挙動などに対処することが可能となった。

複数のラインアップ

クラウドとの通信回線にLTE-M(Cat.M1)を採用した「Cat.M1モデル」を標準として、より高速な通信を必要とする用途向けにLTE(Cat.1)を採用した「Cat.1モデル」、既設のLAN/無線LANを利用する安価な「LANモデル」が用意されている。

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