ダッソー・システムズ、3Dエクスペリエンス・プラットフォームでフランスと中国の産業戦略を支援

3Dエクスペリエンス企業であり、3D設計ソフトウェア、3Dデジタル・モックアップ、そしてプロダクト・ライフサイクル・マネジメント(PLM)ソリューション企業のダッソー・システムズは、産業戦略の中核はイノベーションのためのデジタル・プラットフォームにあるという見解を明らかにした。

同社は11月3日~4日に中国・上海で自社イベント「Manufacturing in the Age of Experience」を開催し、フランスの「産業の未来」や中国の「メイド・イン・チャイナ2025」で、デジタル・テクノロジーが大きな役割を果たすことを示した。こうした国主導の産業プログラムは、製造コストの削減、効率性・持続可能性の向上とともに、新しいビジネスモデルを生み出すという。

フランスと中国は、両国ともデジタル・プラットフォームの活用に力点をおいている。人、情報、アイデアをエンドーツーエンドで統合し協調させることで、産業全体の速やかな変革を促す。

フランス国務省産業担当のクリストフ・シルゲ (Christophe Sirugue) 氏は次のように語っている。「フランス政府は2012年の初めから、国内の産業がデジタル革命を活用できるよう、広範囲にわたる改革案を立ち上げています。『産業の未来』アライアンスには政府が既に90億ユーロの予算をつけており、このアライアンスの中にフランスの産業のベースが集積しています。フランスの産業は世界に開かれており、中国は私達のイノベーションに光をあてる最適の地です」

ダッソー・システムズは仏政府の「産業の未来」アライアンスの共同議長だ。また、ダッソー・システムズは中国のデジタル変革に向けても同国の産業界と密接に取組んでいる。「Manufacturing in the Age of Experience」イベントの開催に加えて、同社は各種プロジェクトで3Dエクスペリエンス・プラットフォームをベースに、中国の先進的な各社と、「メイド・イン・チャイナ2025」に向けて取組んでいる。

ダッソー・システムズのエグゼクティブ・バイス・プレジデント、ブランド・アンド・コーポレート・デベロップメントであるパスカル・ダロズ氏は次のように語っている。

「デジタル化の最も目に見える価値は、生産性の向上と競争力の強化です。しかしデジタル化の真の価値は、そのイマジネーションにあります。成功する製造業は、これまでに存在しなかった世界を作り出すことが出来る企業です。ダッソー・システムズは、コラボレーションとイノベーションのための3Dエクスペリエンス・ユニバースの提供を通じて、需要と供給における革新的な戦略を実現へと導きます。デジタル・ファクトリーは、バーチャル環境でつながり自動化されているだけでなく、何よりも『実行』のためのシステムであり、そこでは就業者のスキルが、イノベーション、パフォーマンス、クオリティへと変換され常に進化します。バーチャルを持つことが、製品そのものの構成要素となるのです。その結果、(製品の) 価値はクラウドサービスの中に一体化していき、そこではデータは業界が業界そのものを再発明するための戦略的な資産となるのです」

過去30年以上にわたり、ダッソー・システムズは、航空宇宙からライフサイエンスまで、産業界におけるデジタル・トランスフォーメーションを推進するための技術やソリューションを開発してきた。現在同社は、生産技術やプロセスの刷新に関わる世界各国の50以上の産業イニシアティブに参画している。

3Dエクスペリエンス・プラットフォームは、バーチャルな設計、シミュレーション、製造、コラボレーションに関わる各アプリケーションを、製造業のビジネスに関わる様々な要素 (製品やプロセス、サプライチェーンなど) のためにデジタル環境下に連合させ、包括的なビューをリアルタイムで提供し、持続可能性を確保するという。なぜならデジタル・アプリケーションは、これまでとは全く異なるアプローチを産業界がとることを可能にするからだという。

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ダッソー・システムズ株式会社

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