株式会社CAC Holdingsは、新事業領域の開拓を目的に、米国を拠点とする家庭向けソーシャルロボット開発・販売のスタートアップ企業 Jibo, Inc.への出資を行ったことを発表した。出資金額は約2.4億円だ。
出資は、同社がFenox Venture Capitalと共同で10月に設立したファンド、Fenox Venture Company XI, L.P.を通じて行った。
同ファンドは同社が遂行中の2015-17年度中期経営戦略における「新事業領域へのチャレンジ」の施策の1つとして機動的な投資が可能なファンドとして設立し、先端テクノロジー分野でのベンチャー企業との提携により新事業領域開拓を図るものだ。
Jiboは、ソーシャルロボットのパイオニアであるマサチューセッツ工科大学教授のシンシア・ブリジール博士を始めとする同分野の精鋭により創業された。
同社が開発した「Jibo(ジーボ)」は、音声および感情認識や自然言語処理、機械学習、感情表現ディスプレイ、動作などの最先端技術が投入され、家庭内のメンバーと感情や会話、周囲の出来事の理解を通じてコミュニケーションを図り、多様なタスクの理解と実行ができるなど、家庭向けソーシャルロボットとしては世界初の高度な機能を備えている。
同社はこの出資を通じてJiboの日本市場におけるビジネス展開を支援し、家庭向けおよび企業向けソーシャルロボット市場への参入を予定している。
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