2018上半期のコネクテッド・カーのトレンド(後編)

サムスン

サムスン社はCESでDRVLINEというハードウェアとソフトウェア・プラットホームを紹介した。

同社が自動運転車用のプラットホーム構築には多数のソリューションや産業を渡る協力が必要だと考え、カスタマイズ可能なプラットホームを目指して開発した。

DRVLINEを使うベンダーが各種部品のカスタマイズや交換できるため、望ましい仕様通りに車両を作り上げて、さらに進歩し続ける技術に追いかけられるという。DRVLINEの発売は今年中に予定している。

さらに、サムスンが去年買収したHarman 社と共同で5G に対応するアンテナやDigital Cockpitを開発した。Digital Cockpitは利便性と安全性に注力し、スマートフォンの接続によってコクピットをパーソナライズできるという。

Kia

韓国のキア社は2018年に発売する車種にグーグルアシスタントを取り入れて、複数の車両機能の実施に利用する予定だ。キア社はグーグルアシスタントやグーグルホームに対応しているデバイスに接続できる新しいUVO Agentを紹介した。同社によると、新しいAgentは遠隔にエンジン始動やその停止、車両のロックやロック解錠、クラクションとライトを操作できる。

現代自動車

韓国の現代自動車が燃料電池自動車「Nexo」の自動運転技術をデモンストレーションし、ソウルから五輪が開催された平昌市まで190キロほど公共道路で走らせた。

同社が2021年を目当てに、スマートシティで独自の自動運転車の展開を予定しており、世界中の展開を2030年に目指している。
現代自動車によると、今回のデモンストレーションは5Gネットワーク上で実現されたという。通信がないトンネルを通過できるため、「Nexo」に追加のセンサーやカメラを装着し、GPS信号がなくなっても、車両の位置を地図で確認できるようにした。

現代自動車はジュネーヴ・モーターショーにてインテリジェントPersonal Cockpitを展示した。現代自動車はコクピットに音声認識、AI、IoTや運転手のストレスレベル特定技術を採用した。

今回導入された音声認識技術は米SoundHoundの技術を利用し、エアコン、サンルーフやロック施錠など、頻繁に使われる車内機能を音声でコントロールできるようになる。

将来に、Personal Cockpitに車両と家を結びつくCar-to-Home IoT機能が導入すると見込まれている。

Car-to-Home IoT機能を使い、ドライバーが車内だけでなく、音声で家の中電気をつけたり、音楽を流したりという遠隔操作することが可能にすることを予定している。Personal Cockpitの特徴は、複数指令を同じ文章で認識し、個別に実施するという。また、ドライバーのニーズを予測し、役立つ情報を提供するプロアクティブ機能がある(ミーティングリマインダーや道路状況に基づいて出発時を提案するなど)。

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