大日本印刷株式会社(以下、DNP)は、地域の企業・団体などが5Gネットワークを独自に構築できる「ローカル5G」に対応したSIMカード「DNP SIM for ローカル5G」を2020年より全国に向け提供している。
そして本日、特定の通信機器だけでSIMカードが利用できるよう制御するペアリングや低消費電力に対応する機能を搭載した新製品を発表した。
また、DNPは国際電気通信連合より発行者識別番号(IIN:Issuer Identifier Number)の割り当てを受け、IINを持たない企業に代わってSIMカードの発行時に必要なICカード識別番号(ICCID:Integrated Circuit Card Identification)を付与するサービスの提供も開始した。
「DNP SIM for ローカル5G」新製品の特長
ペアリング機能と低消費電力対応機能
セキュリティ向上に向け、特定の通信機器だけでSIMカードが利用できるペアリング機能を搭載。また、低消費電力で長期間稼働の実現のため、通信の待ち受け時にSIMカードの消費電力を抑える機能も追加。
識別番号(ICCID)付与サービス
DNPはIINを取得し、SIMカードの製造・販売だけでなく、ICCIDの付与を行うことが可能。
運用支援サービス
発行データの設定をはじめとする、SIMカード導入に関するコンサルティングや運用支援などのサービスを提供。DNPがSIMカードを発行する際、各企業・団体のローカル5Gシステムの要件に合わせて、あらかじめ最適な値で通信関係の設定を行う。また、DNPの全国の営業体制や、開発・製造・発行を一貫して行う国内の体制を活かして、各地域でのローカル5G活用に合わせた個別の要求や小ロットでの提供などにも対応する。
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