ソフトバンク株式会社は、国内における通信環境が整っていない地域や事業継続計画(BCP)対策などで、高速かつ低遅延なデータ通信を利用したい企業や自治体に対し、衛星ブロードバンドインターネットサービス「Starlink Business(スターリンクビジネス)」の提供を、2023年9月下旬に開始することを発表した。
「Starlink Business」は、通信速度が下り最大220Mbps、上り最大25Mbpsの、ベストエフォート型の衛星ブロードバンドインターネットサービスだ。
ソフトバンクは、衛星ブロードバンドインターネット「Starlink」の認定再販事業者として、工場や建設現場、船舶など、陸上および海上でのさまざまなユースケースに対応する「Starlink Business」の三つのプランを提供する。
加えて、ソフトバンクが提供する法人向けソリューションと、「Starlink Business」を組み合わせて提供する。
例えば、高精度測位サービス「ichimill」と組み合わせて、山間部などの通信環境が整っていない場所で建設機械の操作を自動化することや、映像・音声通話サービス「Visual Talk」と組み合わせて、橋の点検作業を遠隔で支援することなどが挙げられている。
他にもソフトバンクは、宇宙空間や成層圏から通信ネットワークを提供する非地上系ネットワーク(Non-Terrestrial Network、以下「NTN」)ソリューションの、日本およびグローバルでの実現に向けた取り組みを推進しており、日本国内でOneWeb Ltd.を活用した衛星通信サービスの提供に向けた準備を進めているほか、ソフトバンクの子会社であるHAPSモバイル株式会社と共に、成層圏通信プラットフォームの商用化の実現に向けたさまざまな技術開発を進めている。
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