シャープ株式会社は、屋内外で高速・大容量の無線通信環境を構築できるローカル5Gシステムを開発し、システム設計から基地局・端末などの機器、設置、保守メンテナンスまでを提供するサービスを、2023年12月以降に受注販売を開始する予定であることを発表した。
このシステムの基地局は、広いエリアをカバーしやすい4.8-4.9GHzの周波数帯で、SA(Stand Alone)方式を採用している。無線部と制御部がそれぞれ独立した「分離型基地局」のため、設置場所の状況に応じてシステムを柔軟に構築できる。無線部は、屋内用と屋外用が用意され、無線部1基につき最大128端末を接続することが可能だ。
端末は、据え置き型の「IDU(In Door Unit)」タイプと「ドングル」タイプの2機種がラインアップされている。
「IDU」を介してFA機器やカメラ、各種センサなどを無線または有線でローカル5Gのネットワークに接続することで、大容量データの高速伝送が可能だ。
なお、「ドングル」タイプは、H34×W42×D87mmとコンパクトで、パソコンなどの機器とUSBで接続できるほか、防水・防塵性能を備えている。
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