mignは2月16日、建設プロジェクトで工場や建設業者の発注先を選定するシステム「ceam」の提供を開始したと発表した。
ceamは、「BIM(ビルディング・インフォメーション・モデリング)」と「CIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)」からエクスポートされる建設プロジェクトの情報を、提携する工場や下請け業者が確認し、コストと納期を入力して、プロジェクトに応募できるシステム。一方、ゼネコンなどの元請け業者は、全ての候補者の費用、納期といった条件を比較検討し、最適な発注先の選択が行える。
システムには、「BIM」と「CIM」のエクスポートファイル(画像とcsv)のアップロードとダウンロード、応募会社の工場、下請け業者間の条件比較、複数のプロジェクトの管理
といった機能を搭載した。
想定利用方法は、建設工事の場合、まず元請け業者が、全ての出資工場と下請け業者をシステムに登録。プロジェクトの詳細情報、設計図、CGパース、3Dイメージ、集計表、積算表、工数表、納期などの情報やファイルをアップロードし、プロジェクトの工程を設定する。
その後、提携する工場、下請け業者に自動でメールを送信。工場、下請け業者は、プロジェクト情報を確認し、対応可能であれば、費用や納期などの情報を入力し応募する。応募を受け、元請け会社は、コスト、納期といった条件を比較し、プロジェクトに参加してもらう工場と下請け会社を決定。応募者に採否のメールを自動送信する。
システムはSaaS型(初期セットアップと月額メンテナンス料金)で提供。具体的な利用料は個別に見積もる。mignでは建設現場だけでじゃなく、製造業や自動車、小売業などでも利用できるとしている。
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