株式会社丸田組は2026年8月4日、株式会社KENCOPAが開発する建設業務特化型AIエージェント「Kencopa工程AIエージェント」製品版の導入を開始したことを発表した。
丸田組では、施工順序や所要日数、仮設工などの複雑な要素を考慮して工程表を作成する必要があり、これまでは熟練技術者の経験や勘に頼る部分が大きかった。
そのため、業務の属人化や若手への技術継承が遅れるという課題を抱えていた。
また、仮設工が全体工程のボトルネックになりやすく、受注前後で高精度な工程表をいかに効率よく作成するかも、生産性向上の観点から重要なテーマであった。
こうした中、今回「Kencopa工程AIエージェント」の導入を決定。同サービスは、設計図書をアップロードすることで、過去の類似工事や自社実績を学習したAIが対話形式で工程表を最短15分で自動生成するほか、日々の運用を通じて会社の独自ナレッジを自動蓄積する、建設現場向けのAIアシスタントだ。
具体的には、担当者が図面や仕様書、見積書などの設計図書をドラッグ&ドロップでアップロードすると、AIが工期や工種、数量、周辺環境といった現場の基本情報を自動で整理する。
その上で、蓄積されたデータをもとに類似する過去の工事を自動提案し、AIエージェントからの質問に答えることで、現場の実態に即した工程表のたたき台が自動的に生成される仕組みだ。
自動生成された工程表はアプリ上で編集でき、チャットによる指示だけで工程線を一括でずらしたり、複数の作業に分割したりすることも可能である。
今後丸田組は、実際の現場での活用を通じて、ベテランの暗黙知や実績歩掛を蓄積し、若手・中堅技術者の工程作成支援と工程検討の効率化・高度化に向けての取り組みを推進していくとしている。

