大日本印刷株式会社(以下、DNP)と日本電気株式会社(以下、NEC)は、顔認証技術を活用した生体認証サービスを拡充するための製品・サービス開発で協業する。
情報技術を活かして金融サービスの革新を進めるFintech関連サービスの拡大にともない、インターネットやスマートフォンで本人認証のために生体認証を利用する機会が増えてきている。また、2018年内に予定されている犯罪収益移転防止法の改正により、金融機関の利用者は口座開設の際に必要な本人確認の手続きを、従来の確認書類の郵送などに加えて、新たにオンラインのみで完結できることが可能となる。
DNPは、金融機関向けに口座開設や決済などの各種取引をスマートフォンで行える「本人認証・本人確認アプリ」などのサービスを提供している。今回、本人認証・本人確認において、新たにNECの顔認証技術を活用することで、「なりすまし」や「不正使用」など防止する機能を拡充する。
第一弾として、クラウド基盤「NeoFace Cloud」を適用した「本人認証・本人確認アプリ」を2019年3月に提供開始する。その後、「DNPスマートフォン向け銀行口座開設用アプリ」や、「DNPカード即時発行サービス(KIOSK端末型)」などへの適用も予定。金融機関などのサービス事業者は、これらのサービスを利用することで、利用者に対して今まで以上の利便性とセキュリティの両立を実現することが可能だという。
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