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ローム、IoT機器のプロトタイプ開発を支援するセンサ評価キット2製品発売

ローム、IoT機器のプロトタイプ開発を支援するセンサ評価キット2製品発売

ローム株式会社は、スマートフォンなどモバイル機器との連動を想定し、ワイヤレスで6種のセンサ情報を簡単に測定できるセンサメダル「SensorMedal-EVK-002」と、Arduinoアルドゥイーノ(※1)などのオープンプラットフォーム(※2)上で9種のセンサ情報を簡単に測定できるセンサシールド(拡張ボード)「SensorShield-EVK-003」を開発、これらセンサ評価キット2製品の販売を10月からインターネットで開始した。

「SensorMedal-EVK-002」

ビーコンやウェアラブル機器など、ローパワーな小型IoT機器のプロトタイプ開発用。
ウェアラブル機器やビーコンに最適な6つのセンサとBluetoothモジュール、16bitローパワーマイコンなどを基板実装したもの。各種センサとBluetoothモジュールをローパワーマイコンで制御することで、コイン電池(CR2450)で数ヶ月駆動可能な省エネのセンサ環境を簡単に構築することができるという。スマホやタブレットでの評価用iOSアプリも準備し、実使用を想定した評価により小型IoT機器の開発工数を削減できる。主な特徴は以下の通り。

以下の計6製品のセンサを搭載している。

別途ファームウェアやアルゴリズムを開発する必要があるが、センサメダル「SensorMedal-EVK-002」と同じハードウェア上で下記アプリケーションを実現可能。

「SensorShield-EVK-003」

幅広い電子機器や電子工作のプロトタイプ開発用。
従来品よりも高速測定(35msecモード)が可能なカラーセンサなど、ロームグループの最新センサ9種8製品をそれぞれ基板実装したものとオープンプラットフォーム接続用の拡張ボードをキット化したもの。全世界で広く活用されているArduino Unoなどに接続し、ソフトウェアを組み込むだけで、センサ環境を構築することができる。多様なセンサデバイスの簡単評価によりIoT機器の開発工数削減に貢献する。主な特徴は以下の通り。

以下の計9種8製品のセンサを搭載している。

※1 Arduino(アルドゥイーノ):Arduino社が提供する、マイコンと入出力ボードを有する基板、ソフトフェア開発環境から構成されるオープンソースのプラットフォームで、全世界に広く普及している。Arduino UnoはArduinoシリーズの中でも人気のあるマイコンボード。
mbed(エンベッド):ARM社が提供するプロトタイピング用マイコンボードとそのプログラミング環境を指す。
※2 オープンプラットフォーム:ハードウェアやソフトウェアにおいて、詳細な製品仕様や部品リスト、プログラムのソースコードなどを公開して、幅広く普及することを目的としたもの。

【関連リンク】
センサメダル「SensorMedal-EVK-002」
センサシールド「SensorShield-EVK-003」

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