日本電気株式会社(以下、NEC)と成田国際空港株式会社、東京国際空港ターミナル株式会社は、NECの顔認証技術を搭載したシステムを活用した新たな搭乗手続き「Face Express」の実証実験を、成田空港及び羽田空港にて2021年4月13日より開始する。
Face Expressは、航空機の搭乗客が所定の手続きで顔写真を登録すると、空港でのその後の手続き(チェックイン、手荷物預け、保安検査、搭乗ゲート等)において、従来必要であった搭乗券やパスポートを提示することなく、顔パスで通過または手続きできるようになる。これにより、従来の煩わしい搭乗手続きがスムーズになるとともに、コンタクトレスで手続きができるため新型コロナウイルス感染症対策としても接触リスクが軽減される。
なお、顔認証を用いた搭乗手続きは、航空業界においてOneIDとして認知されているが、成田空港および羽田空港の利用客により直観的に認知されるよう、新たに「Face Express」というサービス名称及びロゴを作成し、成田空港・羽田空港の両空港での利用が開始されるという。
今後、成田空港と羽田空港では、それぞれ実証実験を実施し、その後いずれも2021年7月より本格運用を開始する予定としている。
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