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NEC・移動無線センター・PSCP、LTE技術を用いた新たな業務用無線サービス「MCAアドバンス」を提供開始

NEC・移動無線センター・PSCP、LTE技術を用いた新たな業務用無線サービス「MCAアドバンス」を提供開始

昨今、自然災害の増加や被害の甚大化、通信環境に対するニーズの多様化により、自治体やインフラ事業者を中心とした様々な業種で、輻輳・途絶しにくい通信手段の確保や各種データ活用による業務の高度化・効率化が求められている。

一般財団法人移動無線センター(以下、MRC)と日本電気株式会社(以下、NEC)は、2017年に新たな無線サービス事業に向けた共同検討の協定を締結し、事業化に向けた準備を進めてきた。

このほど、MRCはLTE技術を用いた新たな業務用無線サービス「MCAアドバンス」の提供を開始した。同サービス開始に伴い、NECとPSCP株式会社は、MRCと連携し新たな業務用無線システム事業に参画したことを発表した。

同サービスにおける各者の役割として、MRCが防災・公共分野やBCP(事業継続計画)・業務用分野などへの無線サービスの提供、NECが中継局など無線サービスの通信環境構築、PSCPが携帯型無線機・主要なアプリケーションの提供をそれぞれ担う。

今後3者は、関東、東海、近畿、九州北部地方をカバーする他、札幌、仙台、新潟、広島などの都市のエリアを対象に無線サービスを開始し、2022年3月までに全国に順次エリアを拡大するという。また、自治体やインフラ事業者のみならずより高いBCPレベルを求める民間企業への事業展開を進めることで今後7年間の累計で30万局の無線機展開とそれに伴うアプリケーションの提供を目指し、新たな業務用無線サービス事業を推進するとした。

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