日本電気株式会社(以下、NEC)は本日、顔認証技術と虹彩認証技術を組み合わせた「マルチモーダル生体認証ソリューション」を、今回新たに製品化したことを発表した。
「マルチモーダル生体認証ソリューション」の顔認証は、一度に顔情報と虹彩情報を取得することにより生体認証を行っている。誤認証率100億分の1以下の認証が可能で、マスクやゴーグル、手袋などを着用していても認証することができる。
これにより、従来から生体認証が活用されてきた用途に加え、パスワードなどとの併用が求められる入退場管理や決済などにも適用が可能だ。
また、生体認証ならではのパラメータ設定や撮像環境の最適化検証などの設計が不要。加えて、REST Webサービスとの対話を可能にする「REST API」に対応しているため、入退などの様々なシステムと容易に連携することができる。
なお、「マルチモーダル生体認証ソリューション」は、2021年7月から9月に実施したホテルマリナーズコートの従業員を対象とした入退管理や、2022年9月から10月に日本で開催されたバスケットボールイベントの来場者を対象とした決済手段において、先行して実証実験を行い、有効性を確認している。
日本国内向けには2022年11月8日から、海外向けには2023年春以降順次販売を開始する予定だ。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。