株式会社TRIPLE-1は、日本電気株式会社(以下、NEC)のスーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」(超高性能コンピューティング・プラットフォーム)を活用し、画像処理やAIなど領域への商用化へ向けたプロジェクトを実施することを発表した。
今回発表されたプロジェクトでは、「超高速レンダリング・マシン」(画像処理マシン)の開発を目指した実証実験を実施するほか、商用化後の世界展開を見据えたプレマーケティングも開始する。
具体的には、大学や研究機関の計算センター等の高性能コンピューティング用途に開発された、NECのベクトル型スーパーコンピュータ「SX-Aurora TSUBASA」を、TRIPLE-1の半導体開発チームがコンバージョンすることで、グラフィック処理用の超高速レンダリング・マシンへと進化させることを目指す。
TRIPLE-1の開発チームは、「既存のレンダリング・ソフトウェア」と、新開発する「超高速レンダリング・マシン」をつなげることができるように、お互いのデータを変換することができる集積回路を開発する。
なお、すでにTRIPLE-1は、 「SX-Aurora TSUBASA」を活用した実験において、従来のレンダリング・マシンの10倍のパワーを出せることを確認しているのだという。
将来的には、メタバースでの活用に加え、AIの分野でも新しい活用方法を模索していく予定だ。
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