株式会社スワローインキュベートは、パナソニック株式会社のノウハウを活用した「視距離推定技術」を開発し、提供を開始した。今回、スワローインキュベートの「目検出技術」の一部機能として実装されてきた視距離推定技術を単体機能として抜き出すことで、扱いやすく、安価に提供できるように単体のSDK(ソフトウェア開発キット)としてリリースした。
従来、カメラから目までの距離を計測するためには、赤外線距離計や超音波センサなどの距離計を組み込む必要性があったが、同技術はスワローインキュベートが発明した特許技術(特許第6958828号)を活用することで、一般的な単眼RGBカメラのみで計測が可能となる。画角やカメラ性能などにより推定距離にずれが生じる場合でもキャリブレーションパラメータを調整することで、より精度を上げた視距離の推定が可能になる。
また、同技術はカメラ依存が少ないため、スマホカメラなどのデバイス搭載カメラや、WEBカメラ(USBカメラ)など、流通している多くのカメラを利用して手軽に「視距離推定」を実装できる。
スワローインキュベートではSDKでの提供が可能なため、様々な製品/サービスに組み込んで同機能を実装できます。企業で1から開発するより時間を短縮でき、比較的容易に既存サービスのアップグレードや付加価値創造を実現する。
対応OSはWindows、Linux、iOS、Androidとなっている。iOS/Androidアプリで精度を体感できるほか、Windows版ではGUIで操作可能な検証用アプリが用意されている。検出の動画を録画保存したりcsv出力機能があるため、SDKの購入前の検証や、研究用途などに使用できる。
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