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マクニカと近藤電子工業、Agilex 5デバイス搭載評価ボード「Sulfur」を開発

マクニカ、Agilex 5デバイス搭載評価ボード「Sulfur」を開発

株式会社マクニカと株式会社近藤電子工業は、マクニカの技術ブランド「Mpression(エムプレッション)」製品として、「Mpression Sulfur(サルファー:以下Sulfur)」を共同開発したと発表した。

「Sulfur」は、Agilex 5 FPGA & SoC Eシリーズを搭載した評価ボードだ。ユーザのシステムに組み込めるSystem On Module(以下、SOM)と、多様なインタフェースを搭載したキャリアボードをセットにした、開発評価フェーズと量産設計フェーズの両方に活用できるプラットフォームだ。

また「Sulfur」には、MIPI CSI-2やSLVS-EC、CameraLinkなど、様々なカメラやイメージセンサの評価ができることもひとつの特長だ。

「Mpression Sulfur」のブロック図

それ以外にも、多くのインタフェースを搭載しているため、試作用途として新たに基板全体を開発することが不要になり、機能開発時の基板開発工数・基板製造のコスト削減が可能だ。

さらに、Agilex 5 FPGA & SoC EシリーズのArmプロセッサとFPGAファブリックを組み合わせたあらゆるアプリケーションに対応可能だ。例えば、マシンビジョンやロボット・モータコントローラ等の産業用途、AGV・AMRやサービスロボットに代表されるスローモビリティ、物体検知、ビデオ監視、及び自動運転支援などのアプリケーションのアルゴリズム開発や検証、システムの機能拡張が可能になる。

出荷時期は2024年4月下旬からを予定しており、現在予約受付中だ。

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