株式会社サトーセンは、液体金属を使用した特許構造により伸縮を繰り返しても安定して電気が流れる「ストレッチャブル基板」を、2024年7月に販売開始した。
「ストレッチャブル基板」は、伸液体金属を回路材料に使用することで、伸縮や変形による回路へのダメージを抑制し、長寿命化を実現している回路基板だ。
また、伸縮性のあるシートと導電材料を使用することで、伸縮や屈曲時にも導通を確保。凹凸や曲面にも追従できるため、ウェアラブルデバイスなどの用途に適している。
さらに、水を使わない100%ドライ工法で作製することにより、回路層と絶縁層形成の工数が同社比で約60%削減され、廃液の発生もゼロになるとのことだ。

