QNXは、「QNX General Embedded Development Platform(汎用組み込み開発プラットフォーム:以下、GEDP)」の提供開始を発表した。
このプラットフォームは、汎用組み込みシステムの開発を、セキュアかつ短期での設計を支援するものだ。
具体的には、「QNXリアルタイムOS」と、QNXの主要なミドルウェア、開発ツールを搭載した、モジュール型の基盤ソフトウェアスタックだ。
ABI Researchのロボット業界アナリストであるGeorge Chowdhury氏は、「さまざまな業界でより柔軟かつセキュアな高性能ソリューションへの需要が高まる中、このプラットフォームは、開発の複雑性、安全認証、市場投入期間への圧力などを解決できる可能性を持っている。組み込み開発者は、スマートかつコネクテッドな次世代の組み込み技術を構築できるようになる。」と述べている。
また、QNXの最高執行責任者兼製品エンジニアリングサービス担当責任者であるJohn Wall氏は、「この新たなプラットフォームは、モジュール型のスケーラブルなスタックにQNX製品を統合することで、さまざまなユースケースや業界の特定のニーズに合わせたカスタマイズに対応している。これにより、安全認証の取得作業を迅速化し、不適切なカスタム統合による高コストの障害リスクを軽減して、市場投入期間を短縮できる。」とコメントしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。