ピュア・ストレージは、ストレージ製品ファミリーの拡充を発表した。
今回の新製品群は、同社のオールフラッシュストレージ製品群「FlashArray」と、スケールアウト・ストレージ・システム「FlashBlade」ファミリーの新製品だ。
一つ目は、「FlashArray」の次世代モデルである「FlashArray//XL R5」で、要件の厳しい多様なワークロードの集約に適した統合型プラットフォームだ。
RUあたりのIOPS(1秒あたりに処理可能なI/Oアクセスの回数)を前世代比で約2倍に高速化し、最大物理容量を最大50%拡大することで、大規模な運用やミッションクリティカルな環境での活用が期待されている。
二つ目は「FlashArray//ST」で、インメモリ・データベース、大規模OLTP、ログ書き込み、スケールアウト・シャード化されたNoSQLデータベースなど、低レイテンシを必要とするワークロードを念頭に設計されている。
I/Oパスの最適化により、5 RUあたり1,000万IOPSを超える性能を実現し、超高速なデータ処理が求められる環境を支援する。
三つ目は「FlashBlade//S」の最新バージョンである「FlashBlade//S R2」で、次世代コントローラ・ブレードを搭載し、インサイトの加速、インフラの統合、要件の厳しいデータ・パイプラインからの成果創出の高速化を支援すべく、プラットフォームが強化された。
ゲノム解析、AI推論、EDA(電子設計自動化)シミュレーションなどのワークロードを高速性でサポートし、効果的なAI推論に不可欠な大規模データセットにも対応する。
具体的には、単一アーキテクチャでのブロック、ファイル、オブジェクトサポートや、非構造化データの爆発的増大に対応するため、「FlashArray」にオブジェクトのサポートが追加された。
これにより、ブロック、ファイル、オブジェクトを統合的にサポートする単一アーキテクチャが実現したのだという。
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