New Relic株式会社は、企業のクラウド環境とデータパイプラインにおいて、支出を最適化し、ROI(投資収益率)を最大化するためのプラットフォームイノベーションを発表した。
その1つが、マルチクラウドのコスト傾向やその要因、影響に関する詳細なビューを提供する新機能である「Cloud Cost Intelligence」だ。
「Amazon Web Services(AWS)」や「Kubernetes」といった主要なクラウドプラットフォームのリソースコストをリアルタイムで可視化する。
また、ローンチ前のリソースコスト見積もりを実行し、組織内の連携を強化するための洞察を共有する。
さらに、異常な支出パターンを自動で特定し、関連チームへ警告を発する。
二つ目が、New Relicのプラットフォームに統合されている「Pipeline Control」だ。これは、データ取り込みの価値を最大化するためのルールエンジンと、データの可視化を提供する機能だ。
ITチームは、MELTデータ(メトリクス、イベント、ログ、トレース)のルーティング、フィルタリング、加工、変換を制御し、データ取り込みの価値を最大化することができる。
また、機密データのマスキングやフィルタリング、難読化機能により、セキュリティとコンプライアンス要件を遵守する。
さらに、データをフィルタリングし、価値の高いデータのみに料金を支払うことでコストを管理することが可能だ。
なお、「Cloud Cost Intelligence」は現在、限定プレビューで利用可能とのことだ。また、「New Relic Pipeline Control」のデータフィルタリング機能は一般提供を開始している。
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