OpenTextは、Guidewireのグローバル年次イベントである「Guidewire Connections」において、保険会社の重要な保険契約や保険金請求コンテンツにクラウドからのアクセスを実現する「OpenText Content Cloud」ソリューションを発表した。
「OpenText Content Cloud」は、コンテンツとAIを活用した支援を保険ワークフローに直接組み込むことで、引受人や査定人、サービスチームが検索に費やす時間を削減するものだ。
損害保険業界向けのプラットフォームを提供するGuidewire社の「Guidewire PolicyCenter(保険契約管理システム)」「Guidewire ClaimCenter(請求管理システム)」「Guidewire BillingCenter(保険料請求システム)」向けに設計されている。
OpenTextのエグゼクティブ・バイスプレジデント、チーフ・マーケティング・オフィサー(CMO)であるSandy Ono氏は、「クラウドによるモダナイゼーションとAIの拡張は、今日の保険会社にとって最重要課題だが、コンテンツがしばしばその障害となっている。Guidewire向けのこれらの新しいソリューションは、保険会社がAIを基盤アプリケーションに直接組み込むことで、コンテンツを管理するだけでなく、コンテンツの活用を促進する。」とコメントしている。
また、Guidewireのバイスプレジデント、マーケットプレイス&テクノロジーアライアンス担当であるWill Murphy氏は、「当社のお客様は、Guidewire内で直接、OpenTextのインテリジェントなコンテンツ管理を容易に活用することができる。これは、重要な情報への迅速なアクセスと、AIを活用した保険ワークフローの基盤が強化されることを意味する」と述べている。
ある多国籍保険会社は、情報の断片化とコンプライアンスの課題を解決するためにOpenTextを採用し、コンテンツを一元化することで業務を効率化するとともに、Guidewireシステムとの連携を実現した。
また、別の国際保険会社も「OpenText Information Archive」と「OpenText Content Management with Content Aviator」を活用したコンプライアンス対応とクラウド移行を実施することで、AIによるより深いインサイトの獲得を可能にしたのだという。
なお、「Guidewire PolicyCenter」「ClaimCenter」「BillingCenter」向けのOpenTextソリューションは、Guidewire Marketplaceで入手可能だ。
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