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TI、IoT向けのネットワーク機能をさらに拡張する超低消費電力デュアルバンド・ ワイヤレス・マイコンの量産出荷を発表

TI、IoT向けのネットワーク機能をさらに拡張する超低消費電力デュアルバンド・ ワイヤレス・マイコンの量産出荷を発表

日本テキサス・インスツルメンツは、最小の消費電力、ワンチップでSub-1GHzとBluetooth® Low Energyの両方の無線規格をサポートし、IoT向けのネットワーク機能をさらに拡張する、デュアルバンド・ワイヤレス・マイコン製品を発表した。

今回発表されたSimpleLink™ 『CC1350』デュアルバンド・ワイヤレス・マイコンは、ピン接続とソフトウェアの互換性を提供するTIのSimpleLink 超低消費電力プラットフォームに追加される新製品であり、開発各社において3チップ構成から小型のワンチップ構成への移行を可能すると同時に、設計の簡素化、消費電力やコストの削減、基板実装面積の縮小を提供するという。

『CC1350』ワイヤレス・マイコンは、ビル/ファクトリ・オートメーション、アラームやセキュリティ、スマート・グリッド、アセット・トラッキングやワイヤレス・センサ・ネットワークなどのアプリケーション向けに、1個のコインセル・バッテリで、最大20kmの通信距離を提供。

『CC1350』 ワイヤレス・マイコンは、LPWAN(省電力広域ネットワーク)向けに設計された製品であり、次のような特長を備えている。

TIでは、製品開発の迅速化に役立つ、低価格のSimpleLink 『CC1350』ワイヤレス・マイコン・ローンチパッド開発キットや、多様なセンサをクラウドに簡単に接続できるSimpleLink 『CC1350』 センサタグ・デモ・キットを提供中。これらはTIの Code Composer Studio™ IDE(統合開発環境)とIAR Embedded WorkBench® がサポートしている。

さらに、TIでは、EasyLinkによるポイント・ツー・ポイントの通信の実例、TI RTOSを活用したワイヤレスB-Busプロトコル・スタックや、Bluetooth 4.2仕様をサポートするBLE-Stack 2.2 SDK(ソフトウェア・デベロップメント・キット)など、開発の簡素化に役立つ複数のソフトウェア ・オプションを提供している。製品設計の簡素化に役立つオンライン・トレーニングやE2E™ communityのサポートへのアクセスも提供中だという。

SimpleLink『CC1350』Sub-1 GHzワイヤレス・マイコン搭載の開発キットは、TI Storeや販売特約店から購入可能。

315 MHz、433 MHz、470 MHz、500 MHz、779 MHz、868 MHz、915 MHzや 920 MHzのSub-1GHzバンドと、2.4 GHzのISMバンドやSRDシステム向けの動作を提供するSimpleLink Sub-1 GHz 『CC1350』 ワイヤレス・マイコン製品は、4mm×4mm、5mm×5mm や7mm×7mmのQFN パッケージで展開。現在、868 MHz、915 MHzや 920 MHzの ISM バンドでの動作が可能で7mm×7mmのパッケージの製品を提供。

幅広い組み込み市場向けに、低消費電力および超低消費電力ワイヤレス・コネクティビティ・ソリューションを提供するTIのSimpleLink ワイヤレス・マイコンとWNP(ワイヤレス・ネットワーク・プロセッサ)の製品ポートフォリオは、あらゆる製品の開発とIoTへの接続を簡素化します。SimpleLink 製品は、Bluetooth  Smart、 Wi-Fi®、 Sub-1 GHz、 6LoWPAN、 Thread、 ZigBee® その他を含む、14種類を超える標準規格をサポートしている。

【関連リンク】
テキサス・インスツルメンツ(TI)
CC1350

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