サイトアイコン IoT NEWS

SBT、サイバートラスト、ミラクル・リナックス、IoT機器のセキュリティを強化する「IoT機器の統合管理基盤」提供に向けラムバスと基本合意書を締結

SBT、サイバートラスト、ミラクル・リナックス、IoT機器のセキュリティを強化する「IoT機器の統合管理基盤」提供に向けラムバスと基本合意書を締結

ソフトバンク・テクノロジー株式会社(以下、SBT)と子会社のサイバートラスト株式会社(以下、CTJ)、ミラクル・リナックス株式会社(以下、ML)は、Rambus Inc.(以下、ラムバス)と、さまざまなIoT機器のセキュリティを強化する「IoT機器の統合管理基盤」の提供を目的とした基本合意書を締結した。

昨今、IoTの進展により、さまざまな機器がインターネットに繋がることでサイバー攻撃の対象となり、世界中でIoT機器の被害が報告されている。具体的には、監視カメラやビデオレコーダーといった無人機器や地下鉄などの公共交通機関システムの機器が乗っ取られる、あるいは利用できなくなるといった被害がある。

今後、コネクテッドカーやウェアラブル端末、IoT家電や社会インフラなどのIoT機器がさらに増加すると予測されており、インターネットに接続するIoT機器の数に比例してサイバー攻撃のリスクも増加する。特にサイバー攻撃を受けることで、コネクテッドカーやドローンは交通事故やドローンの上空からの落下といった人命被害に発展する可能性や、ウェアラブル端末は社会的・ビジネス上の影響が大きい生体情報や知財などの情報漏えい、ビルや工場では施設内設備を停止させ利用できなくするといった経済的被害に発展する可能性がある。

IoT製造メーカーやIoTサービスを提供する企業は、これらの安全が担保された環境であることをユーザーである個人や企業に証明することが求められる。今後4社は、このような課題に対して、4社が保有する「クラウド開発・運用」「OSやソフト更新の仕組み」「電子認証」「IoT機器管理」の技術を組み合わせ、IoT機器の製造メーカーに対して、IoT機器のライフサイクル全体の安全性を実現するプラットフォームを提供することを目指すという。
 
「IoT機器の統合管理基盤」では、ICチップの製造段階から電子認証情報をセキュアに格納し、認証システムと連携することで所有者の身元を確認することや、真正性の確認が取れている機器のみからクラウドへのアクセスを許可すること、あるいは間違いなく製造メーカーが公開した更新ソフトウェアが提供される仕組みなどを提供することを想定しており、今後、開発に向けて4社で具体的な協議を進めていくと発表した。

【関連リンク】
ソフトバンク・テクノロジー(SBT)
サイバートラスト(Cybertrust)
ミラクル・リナックス(MIRACLE LINUX)
ラムバス(Rambus)

モバイルバージョンを終了