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キヤノンITソリューションズ、企業のマーケティング戦略施策等を支援する「データマネジメントサービス」を提供開始

キヤノンITソリューションズ、企業のマーケティング戦略施策等を支援する「データマネジメントサービス」を提供開始

新型コロナウイルス感染症流行が国内経済に影響を及ぼす中、企業によるITの利活用でビジネス変革を起こすDXへの取り組みが加速している。特にデジタル化の進展により、さまざまな情報がデータとして大量に生み出されていることから、これを適切に整理・分析して有効に活用するデータマネジメントが注目されている。

例えば物流業であれば、車両の稼働状況、積載量の推移、走行ルートの違いによる配送時間のデータをもとに、その変化を予測して、配送効率を上げる、物流を最適配置する、といったことを実現すれば生産性向上へとつながる。

しかしながら、実際には業務毎のデータの計測や管理方法をはじめ、業績や生産性向上に寄与する価値ある情報に導く分析方法が分からないといった声も多く、これらを解決するコンサルティングサービスやソフトウェア・ITツールなども数が多いことも影響し、企業のIT担当者やマーケティング担当者、DX推進担当者に大きな負担がかかっているのが現状である。

キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)は、企業に内在する大量のデータを有効活用し、企業の業務改革や生産性向上、マーケティング戦略施策を支援する「データマネジメントサービス」を提供開始した。

同サービスでは、キヤノンITSが企業のデータマネジメント(データを収集・蓄積し、安全に利活用する)をワンストップで支援するサービスを提供する。また、企業の課題・要望を解決する最適な仕組みを、得意分野に適した協業先とコラボレーションして提供する。

詳しいサービスの内容は以下の通り。

データマネジメントプラットフォームとキヤノンITSの数理技術・自然言語処理技術・映像認識技術等との連携を図ることにより、企業のデータ分析・活用がより実用的なものになるように支援することができる。

例えば、自然言語処理技術の活用によるデータクレンジングや、AIプラットフォームを用いたAIエンジンを組み合わせることで、企業のさまざまな課題に個別対応ができ、より業務改革やマーケティング分析を実行しやすい環境を提供する。

その他、想定されるユースケースは以下の通り。

今後、キヤノンITSはデータマネジメント領域において、2023年までに20億円の売上高を目指すとしている。

※ PLANシリーズ:株式会社データ総研の創業者である椿正明博士と穂鷹良介博士によって開発された、THデータモデル(PLAN-DB)を始めとした方法論の総称。1,300を超えるプロジェクト実績から体系化、整備されたノウハウ群であり、データ総研の実施するコンサルティングの基礎。
※2 DMBOK2:DAMA(the DAta Management Association International)が作成した「データマネジメントに関する知識体系」=Data Management Body Of Knowledgeの第2版。DAMAは世界各地に支部を持つ、全世界のデータ専門家のための国際的な非営利団体であり、DMBOK2ではデータマネジメントに関する11の知識領域が定義されている。

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