食肉卸業を展開する有限会社肉のクボタは、受注業務の効率化を目的に、ユーザックシステム株式会社が提供する、受注業務の自動化を主としたRPA「Autoジョブ名人」で動作する自動化シナリオ「Robo派遣」サービスを導入し、注文処理業務の整理とデジタル化および、RPAを導入することで、月間115時間の業務削減効果を達成したことを発表した。
クボタでは、約800の取引先から毎日400件以上の注文を受けており、発注書の出力をもとに商品のピッキングを行っている。
毎朝200件以上の発注書を受発注システムや留守番電話から出力する必要があるため、受注担当者は始業の6時よりも早い4時に出勤することが常態化していた。加えて、電話注文対応の人員確保も課題となっていた。
そこで今回、得意先ごとに異なる受発注システムに「Robo派遣」を導入。これにより、それぞれのシステムの起動と発注書出力を行い、3つのシナリオを自動で実行する。
また、発注書の出力には40分〜1時間かかるため、終了時間を見越して起動のタイミングも調整されている。
その結果、出力担当者の出勤時間を4時から6時前に戻すことができ、1ヶ月あたり2名で合計73時間を超える業務削減に成功した。
さらに、現場の準備をする4名も、1か月あたり合計で42時間超削減を達成したとのことだ。
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