株式会社電通は、購買ログデータに独自の大規模調査データから生成AIを用いて抽出した購買者の人物像情報を付与することで、購買場所ごとに購買者像を可視化する「People PALETTE(ピープルパレット)」を開発し、提供を開始することを発表した。
近年、デジタル技術を活用してマーケティング活動を変革する取組が進んでおり、多くの企業がブランド・商品の購買ログデータを保有し、データ活用の高度化を推進している。
しかし、通常の購買ログデータは、購買者の行動履歴や実績を示すもので、属性や特性などの購買者像を詳細に把握することは困難であった。
その対応策として、別途生活者の意識調査を行い、意識調査データと購買データを統合して購買者像を分析する手法もあるが、費用やリソース、スピードにおいて実施ハードルが高いのが実情だ。
そこで「People PALETTE」では、ブランド・商品について、チャネルを横断した購買者特性の分析による、店頭での陳列や商談、商品開発などへの活用を推進する。
具体的には、生成AIを活用して、電通独自の大規模調査データから、ブランド・商品の購買者の属性や特性を示す108個のプロファイリング要素「Personality CHIPS」を抽出した。
「Personality CHIPS」は、「インフルエンサータイプ」「テレビLover」「社会貢献したい」「情報収集家」などの属性や特性を示すもので、これを様々なブランド・商品にひもづけてデータベース化した。
このデータベースを、小売り企業やECサイトなどが持つ生活者の許諾を得た購買ログデータと、生成AIを用いて統合し、「特定ブランド・商品の購買実績情報」と「そのブランド・商品を購入している人がその購買場所で他にどのようなブランド・商品を購入しているか」という情報を加味することで、特定ブランド・商品の購買者像を分析できるようにした。
これにより、購買ログデータを持つ小売り企業やECサイトを運営する企業は、購買ログデータ上で購買者像を把握し、マーケティングに活用しやすい形で取引先企業に対して情報提供することが可能になる。
また、ブランド・商品の「People PALETTE」とテレビなどの視聴ログデータを統合することで、購買者と相性のいいメディアやコンテンツの分析を行うこともできるとのことだ。
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