大規模水害や土砂災害など自然災害が多い昨今、上空からの情報取得や、災害アナウンス、荷物の搬送と投下など、ドローンにかかる期待は大きい。
今回、栃木県小山市消防本部は、クオリティソフトと双葉電子工業が提供する、災害発生時の広域アナウンスや避難誘導に有用な「災害対応アナウンサードローン」を導入した。
このドローンのアナウンス機能は、指向性があり100m以上離れた場所でもクリアな音声を伝えることができるので、例えば、河川位取り残された要救助者に声をかけて安心させたり、救助に必要な行動を促すといったことができる。
また、救助用ロープや救命胴衣・浮き輪などの救助資材やAED・応急手当資材の搬送や投下が可能となり、車両や隊員が近づけないような場所に要救助者がいた場合もアクセススピードが向上する。
今回のドローンは、消防庁が求める「災害対応ドローン」機能要件に準拠しており、圧電スピーカーユニットによりクリアな最大300mに及ぶアナウンスを実現、テキスト文章を送ると、自然なアナウンス音声を再生することができる。この機能は最大29カ国語でのアナウンスが可能なので、外国人観光客や居住者へのアナウンスにも有効ということだ。
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