株式会社プロドローンは、国土交通省航空局に第一種型式認証を申請中の機体「プロドローン式PD6B-CAT3型」の予約受付を開始することを発表した。
今回発表された「プロドローン式PD6B-CAT3型」は、物資輸送や測量用途で実績のある「PD6B」を基に、安全面での機能を向上させた改良型だ。製造の一部は、株式会社JALエンジニアリングが担当しており、最大積載重量は約20kg、最大離陸重量は約45kgだ。
また、型式認証の範囲内でスキットのカスタマイズが可能で、腰下の仕様を変更し、タスクに応じて搭載物を選択できる。最大離陸重量が25kgを超えるため、物流業務やリーグルレーザー、グリーンレーザーなどの、比較的重量がある測量機器の搭載も可能だ。
物流分野では、一定の人口密度以下の第三者上空での飛行が可能となり、非常・災害時の物資輸送も20kgのペイロードにより運搬可能物が広がる。測量分野では、重量のある高性能スキャナーや超高精細カメラなどの搭載が可能だ。
さらに、安全な飛行に影響を与える機能・構成品について冗長化を図る等の対策により、単一の起こり得る故障について制御不能に陥らないことを、航空局による審査の過程で実証している。飛行試験を実施し、耐久性・信頼性を確保しており、万が一制御不能に陥った場合に備えてパラシュートを装備する予定だ。
なお、第一種型式認証の取得予定は2024年11月頃としている。
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