ヒューマンホールディングス株式会社の事業子会社で、教育事業を運営するヒューマンアカデミー株式会社は、8月22日(土)に、東京大学本郷キャンパス内伊藤謝恩ホールにて、ヒューマンアカデミーロボット教室に通う生徒を対象とした「第5回ヒューマンアカデミーロボット教室全国大会」を開催した。
この大会は、事前の予選を勝ち残った子どもたちが、各部門の優勝・最優秀賞・MVP賞を目指して競技・プレゼンに臨んだ。日本国内のみならず、中国からの出場者も含め、28名の小中学生が各部門でアイデアと技術を競い合い、非常にレベルの高い大会となった。
◇大会のレポートページ : http://kids.athuman.com/robo/event/ (9月25日掲載予定)
MVP賞は、創作ロボットを作りプレゼンテーションを行うアイデアコンテストのアドバンスコースの部に出場した、大阪府狭山池前教室の大本航太郎君(中1)の「コピーカー」が選ばれた。
紙に書かれた数字の「8」を光センサーで読み取り、同じように書くことができるロボットで、大本君は緊張の中、見事に「8」の字をコピーすることに成功。会場から拍手が沸き起こった。
アイデアコンテストのベーシックコースの部では、愛知県名古屋西下萱津教室の加藤利大君(小3)の「ダチョウロボット」が最優秀賞に選出。ユニークな動きと動力の伝え方が選出の決め手となった。
ミドルコースの部の最優秀賞は、東京都武蔵村山学園教室の角野優介君(小3)の「ボウリングゲームロボット ロボリンくん」が選ばれた。ボウリングの球を投げる速さや位置を変えられ、完成度の高さが評価された。
アドバンスコースの部の最優秀賞は、愛知県名古屋西下萱津教室の江川就翔君(中1)の「ワイヤレスコントロールカー」が選ばれた。音センサーを組み込み、手を叩くと方向転換するロボットカーでスムーズな動きが高く評価された。
スピードを競うテクニカルコンテストでは、兵庫県西宮えびす教室の中村航君(中1)が安定した走りと正確性で接戦を制し、優勝。
大会を総括し、審査委員長のロボットクリエーター高橋智隆氏は、「ロボットは作ってみなければわからないことが多い。たくさんロボットを作り、いっぱい失敗して作り直していくことが重要」と子どもたちにアドバイスを送った。
■第5回 ヒューマンアカデミーロボット教室 全国大会
日 時:
2015年8月22日(土)
会 場:
東京大学本郷キャンパス内「伊藤国際学術研究センター・伊藤謝恩ホール」
部門・出場者数:
アイデア(創作ロボット)コンテスト ベーシックコースの部 8名
アイデア(創作ロボット)コンテスト ミドルコースの部 4名
アイデア(創作ロボット)コンテスト アドバンスコースの部 4名
テクニカル(スピード競技)コンテスト 12名
出場資格:
アイデア(創作ロボット)コンテスト 15歳以下のロボット教室受講生(※2)
テクニカル(スピード競技)コンテスト 15歳以下のロボット教室アドバンスコース受講生(※2)
(※2)2015年6月末時点でアドバンスコース修了1年未満の修了生もエントリー可
審査委員長:
高橋智隆氏 ロボットクリエーター、ヒューマンアカデミーロボット教室アドバイザー
株式会社ロボ・ガレージ代表取締役、東京大学先端科学技術研究センター特任准教授
審査員:
白久レイエス樹氏 スケルトニクス株式会社 代表取締役CEO
大﨑章弘氏 総合学園ヒューマンアカデミーロボットカレッジアドバイザー、科学コミュニケーター
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