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ネットワンパートナーズ、SCADAfenceの工場IoTに特化したサイバーセキュリティソリューションを提供

ネットワンパートナーズ、SCADAfenceの工場IoTに特化したサイバーセキュリティソリューションを提供

近年の工場IoT化により、多くの生産設備がネットワーク接続され、堅牢なセキュリティ対策の必要性が高まっている。しかし、産業制御システムでは独自の通信プロトコルが用いられており、従来のIT向け製品では通信内容が十分に解析できず、ネットワーク内の環境把握や脅威検知に課題がある。

このような中、ネットワンパートナーズ株式会社は、イスラエルのSCADAfence Ltd.とValue Added Distributor契約を締結した。これにより、ネットワンパートナーズは、工場IoTに特化したサイバーセキュリティソフトウェア「SCADAfence Platform」と同製品を活用したセキュリティアセスメントサービスを、パートナー企業経由で本日から販売開始した。

「SCADAfence Platform」は、工場ネットワークの可視化・分析に特化している。産業制御システムが使用する多様な独自プロトコルの解析を行い、全通信を工場環境に最適化した機械学習・AIで自動分析することでセキュリティ脅威を検知する。主な機能は以下の通り。

また、「SCADAfence Platform」は、ネットワーク機器のミラーポートに接続して通信パケットを解析するため、安定稼働が重視される産業制御システムに影響を与えることなく導入できる。国内の主要な産業制御システムベンダーの独自プロトコルにも対応しており、管理画面も日本語化されている。

ネットワンパートナーズは、パートナー企業への技術支援とともに「SCADAfence Platform」を販売する。併せて、「工場内の通信データ分析・リスク報告・推奨対応策の提示」の一連の業務をパッケージ化したアセスメントサービスも提供する。

さらに、把握したリスクに対して、パートナー企業とともに改善型のネットワークとセキュリティシステムを提案・構築し、より堅牢な工場IoTを支援する。柔軟なAPI連携が可能であり、パロアルトネットワークスのセキュリティオーケストレーションと運用自動化ソリューションである「Demisto」を連携ソリューションとして組み込むことができる。

今後、パートナー企業との協業により、セキュリティオペレーションセンターから同製品を24時間365日体制で監視するサービスも共同提供する予定とした。

※産業制御システムの国際標準セキュリティ規格「IEC62443」、米国国立標準研究所が策定したサイバーセキュリティ対策のガイドライン「NIST CSF」、SCADAfence社独自のベストプラクティス

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