KELK、5℃の温度差により自己発電する電池レスIoT振動センサデバイスを発表

設備の保全において、予知保全(CBM)が求められているが、設備故障原因の約半数を占める回転機器においては、異常発生後の早い段階に現れる振動の異常を検知する設備モニタリングシステムによるCBMが求められている。

しかし、設備モニタリングシステムの初期費用と運用費用の課題により、CBMは普及が進んでおらず、多くの設備において保全員による巡回点検が続いているのだという。

そこで株式会社KELKは、5℃の温度差により発電し動作する、新製品の電池レスIoT振動センサデバイス 「熱電EH振動センサーデバイス KELGEN(ケルジェン) SD KSGD-SV」を発表した。

この新製品は、モータに置くことで、排熱により上昇したモータ表面の温度と外気との温度差5℃から自己発電で動作し、回転機器の振動をセンシングする。

速度RMSタイプのKSGD-SV8では、温度差5℃の条件下において、45分間の蓄電後に測定を一回実施する。

測定仕様を表した表

また、新製品「熱電EH振動センサーデバイス KELGEN SD KSGD-SV」と、汎用PC上でビッグデータの統計演算とグラフ化を実行する「設備状況見える化ソフトウェアSDM-Plus」をつなげる設備モニタリングシステム「KELGEN SDシステム」により、IoTデバイスによる設備モニタリングシステムの初期費用と運用費用を低減させた。

これにより、設備保全のCBM化と、保全員による巡回点検の削減を推進し、設備保全の生産性向上に貢献する。

KELGEN SDによる設備モニタリングシステムの概要図

なお、新製品は、2022年7月20日〜22日に東京ビッグサイトで開催される、工場設備の維持管理・保全技術を対象にした専門展示会である「プラントメンテナンスショー」と、同時開催のTECHNO-FRONTIER2022の「超モノづくり部品大賞製品展示」へ製品の展示がされる。

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