ラティス・テクノロジーは、製造業の図面主体の製造プロセスをデジタルの3D図面を主体とした製造プロセスにする変換ツール「XVL Converter Advanced」の販売を開始したと発表した。
新製品は、3D CADの「CATIA V5」で設定した「セマンティックPMI(Product Manufacturing Information、製品製造情報)」情報を、超軽量3DフォーマットXVLに変換する。
ツールは、XVLで3D図面を表現できるようにしたことで、設計意図をビジュアルで正確に伝え確認することを可能にした。また、セマンティックPMIを利用することで、検査工程での実測作業や入力の自動化も可能になった。
また、図面と同等の情報を超軽量3DのXVL上で保持できるので、後工程に必要な情報をXVLから入手することが可能になり、3D図面主体の製造プロセスを実現できる。さらに、高価な3D CADを持たない中小の協力会社でも、3D図面で作業を進めることができる。
新製品は利用することで、3D図面が主体のデジタル製造プロセスにすることで、2D図面への転記が不要となる。後工程においても、3D帳票や図面の作成、検査での実測作業やデータ入力が自動化されるため、2D図面を起因に発生していたムリやムダを減らし、3Dの設計情報が一気通貫でできるようになるという。
ラティス・テクノロジーでは、今回の製品を第一弾として、情報付加を可能にする「XVL Studio」、情報参照を可能にする無償ビューワー「XVL Player」を、2023年初めから、順次公開する予定という。
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