東芝テックは3月28日、RFID技術を使ったパッケージソフト「RF異物検知」と「RF簡単棚卸し」を4月3日に発売すると発表した。オープン価格、製造業、物流業などをターゲットに販売する。
「RF異物検知」は、RFID技術を活用し、出荷物の開封をすることなく、外から備品の同梱(どうこん)状況を把握できる。また、シンプルな棚卸し機能を実装することで、備品のみの棚卸しをできるようにした。
具体的には、RFタグを取り付けた備品が出荷物に紛れ込んでいる場合、複数の出荷物に対してRFIDハンドリーダーをかざすことで、出荷物を開封することなく、外から備品の同梱状況を検知することが可能。混入が検知された場合には、RFIDの探索機能と連携し、どの出荷物に混入しているかの特定ができる。システムは、スタンドアローンで動作するため、ネットワーク環境や専用サーバーを設置することなく導入が行える。
一方、「RF簡単棚卸し」はRFID技術を使って、物品に取り付けられたRFタグを一括で読み取り、棚卸しの手間の削減や棚卸し精度の向上が図れる。物品の管理番号をもとにRFタグへ書き込む独自のコードを発番することで、これまで現場で一般的に行われていた管理番号に近い形でRFID技術を活用した棚卸しが行える。
システムは、CSVファイルのマスタデータや理論在庫データをアンドロイド端末に取り込むことで、「RFIDハンドリーダーUF-3000」による棚卸しが可能。物品マスタには分類設定を付与するや、分類ごとに棚卸しを行うこともできる。そのほか、独自のコードを使用して、棚卸しの結果を管理番号ごとに集計が行える。
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