株式会社アツラエは、工場や製造現場などで働く従業員の健康状態をモニタリングするサービス「Factory Aile(ファクトリーエール)」に、従業員の熱中症リスクを可視化する新機能を追加した。
「Factory Aile」は、従業員がApple Watchを付けることでヘルスケアデータが蓄積され、従業員の健康状態をモニタリングすることができるサービスだ。
その他にも、ヘルスケアデータの異常数値や転倒を検知した場合、アラート情報を管理者や周囲の従業員にも通知するなど、高所や高温な場所での作業や一人作業時の安全対策や健康管理の一貫として活用することができる。
今回新たに追加された機能では、従業員が装着するApple Watchから取得したヘルスケアデータを基に、熱中症の疑いを検出する。熱中症の疑いを検出した場合、管理者や周りの従業員にアラートを発信し、熱中症予防に役立てることが可能だ。
なお、この機能のアルゴリズムは、厚生労働省が2020年度に発表している「熱中症が発生するしくみと それに基づく有効な対策」で示されている内容やApple Watch特有のセンサで得られるデータを元に開発されている。
また、「Factory Aile」の熱中症の疑い検出機能はApple Watchのみの機能で測定できるため、別途IoT機器などの調達や新たな設備投資は不要だ。
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