PTCは、同社のコンピュータ支援設計(CAD)ソリューションの最新版である「Creo 13」および「Creo+ 13.3」の提供開始を発表した。
基盤となる「Creo」は、製品設計からエンジニアリング、製造をサポートする技術を統合したパラメトリック3D CADプラットフォームだ。
今回のバージョンでは、新たにAI搭載のガイダンス機能「Creo AI Assistant」が導入され、エンジニアリングチームの設計作業の迅速化と意思決定の高度化を支援する。
具体的には、Creoのチャットインターフェースを通じて、エンジニアが専門的なドキュメントやベストプラクティス、トラブルシューティング情報に即座にアクセスできる。
さらに、ベータ版として公開された機能では、AIが3Dモデルを直接読み取って洞察を抽出した上で、設計上の問題を早期に検出し、コンプライアンスの検証を行うことが可能になった。
このほかにも、広域ネットワークでのアセンブリ読み込みの高速化や、シミュレーション主導設計の範囲拡大など、デジタルモデル上で問題を特定・解決するための設計プロセス全体にわたる機能強化が図られている。
PTCは同ソリューションを通じて、AIが単なる汎用ツールではなく、設計プロセスの一部として積極的に機能する環境を提供し、製造業の製品データ基盤の構築とAI主導の変革を加速させていく方針だ。

