株式会社東芝は、同社が提供する「Meister Apps 工程改善アシストパッケージ for SMTライン」の新オプションとして、AIエージェントを活用したデータ分析サービス「AIリコメンドサービス」の提供を開始したと発表した。
「Meister Apps 工程改善アシストパッケージ for SMTライン」は、メーカや機種に依存することなくSMTラインの各種設備データを自動で収集・蓄積し、ダッシュボード上で可視化・一元管理できる基盤だ。
今回追加された「AIリコメンドサービス」は、この基盤上でAIが設備データに基づいて原因分析と対策案の提示を自律的に行い、熟練者に依存しない工程改善を実現するソリューションだ。
具体的には、ユーザがあらかじめ設定したエラー率や稼働率などのKPI(数値目標)を選択することで、AIエージェントが収集・蓄積された設備データをもとに不良等の原因分析を行い、改善提案を自動で表示する。
なお、このAIエージェントには、東芝グループが1980年代から家電や自動車などの幅広い領域で培ってきたプリント基板製造の知見が組み込まれているため、一般的な生成AIと異なり、実際の現場に即した実用性の高い提案が可能となっている。
さらに、AIが提示する改善提案の根拠となる分析内容も画面上に可視化されるため、現場担当者はその妥当性を正しく把握しながら対策を実行できる仕組みだ。
これにより、自社の製造ノウハウを学習したAIエージェントが分析を担うことができ、特定の熟練者に頼ることなく、誰もがワンクリックで迅速かつ的確に製造ラインの課題解決と生産性向上を実行できるとのことだ。

