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キャディ、業務特化プロダクトを提供する「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を発表

キャディ、業務特化プロダクトを提供する「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を発表

キャディ株式会社は2026年8月6日、独自の「データ・セマンティクス基盤」を軸に、あらゆる業務データを探索・分析・資産化する「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を発表した。

同システムは、CAD、BOM、ERP、エクセルといった社内に散在する様々な定型・非定型データを、有機的に解析・構造化して「データの地図」を描くものだ。熟練者の経験や暗黙知をAIエージェントが自律的に学習・分析・処理することで、手戻りの削減と工程の並列化を目指す。

従来は別々のシステムや個人の頭の中に暗黙知として存在していた叡智を、「データ基盤」「セマンティクス」「横断プロダクト」「業務特化プロダクト」という4つの層で垂直統合した単一の基盤としてゼロから再設計している。

「製造業AIデータプラットフォームCADDi」を構成する4つの層

これにより、従来の図面活用クラウド「CADDi Drawer」が担っていた製品データの探索領域を超え、新たに開発された第3層の「製造業ディスカバリーエンジンCADDi Explorer」が、複雑なグループ会社や多拠点の権限構造に対応しながら、会計やSCM、技術資料など社内のすべての関係データを横断して探索・可視化する。

さらに、データに意味と関連性を与える第2層の「セマンティクス」を土台に、実務特化型の「製造業AIエージェントCADDi Agent」が自律的に稼働する。

「CADDi Agent」は、設計や調達のベテラン社員のように、BOMや品質記録、図面データを自力で組み合わせ、類似形状や材質から部品の標準化候補を導き出したり、コスト構造を多面的に比較して削減対象を提示したりする

万が一品質の不具合が起きた際には、その影響が他製品のどの部分に波及するかのリスクを一覧化して提示するなど、営業利益の改善や現場のトラブル回避に向けた根拠のある意思決定をサポートする。

また、同プラットフォームは全社横断のデータ管理に留まらず、バリューチェーンの各特定工程において新たなデータを蓄積・資産化する6つの特化型プロダクトを揃え、人間が業務を行う過程そのものをデータ収集プロセスへと変えている。

業務特化プロダクト群

設計のQCD(品質・コスト・納期)リスクを流用設計段階で見極める「CADDi Composer」や、図面や回路図上での部門横断レビューを自動チェック機能で円滑にする「CADDi Design Review」、そしてすでにローンチされている見積プラットフォーム「CADDi Quote」が連動する。

さらに、妥当な原価を為替等条件を補正して比較査定する「CADDi Cost Review」や、工程変更リスクを網羅的にPFMEA(工程故障モード影響解析)で洗い出す「CADDi Process Review」、修理・点検履歴から復旧への原因特定候補を示す「設備ライフサイクル管理CADDi ALM」がバリューチェーンの各工程をカバーする。

これらのプロダクトを使用することで、人間がなぜその設計やサプライヤーを選んだのか、なぜその工程変更リスクを重視したのかといった、これまで消えていた「暗黙知」が設計意図や判断データとして自動的に蓄積される仕組みだ。

蓄積されたデータは再びセマンティクス基盤へ戻り、「データの地図」をより緻密に、AIの精度をより強くする循環を生み出していくのだという。

加えて同社では、専門のカスタマーサクセス・伴走チームが直接顧客の製造現場に入り込み、組織文化としての定着までコミットする体制を敷いているとのことだ。

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