医療現場には、他院からの紹介状やお薬手帳といった紙媒体のアナログデータが多く存在しており、これまでは診察前に医師が手入力で電子カルテに転記したり、要約結果に後から追記したりする多大な手間が発生していた。
こうした中、株式会社medimoは2026年4月22日、自社が提供するAIによる診療録作成支援サービス「medimo」において、OCR(光学文字認識)技術を活用した「医療文書の読み取り機能」の提供を新たに開始したと発表した。
今回追加された機能は、紙や画像などの事前情報を自動で読み取り、即座にデジタルデータとして活用可能にするものだ。
単なる文書のデータ化にとどまらず、OCRで読み取った事前の文書情報と、その後の実際の診察における会話(録音データ)の文脈をAIが自動的にすり合わせ、統合された要約を出力する。
医師は、診察画面から紹介状などの文書をアップロードし、その後は通常通り診察中の会話を録音するだけでよい。
すると、AIが事前情報と診察内容を組み合わせた精度の高い診療録(カルテ)の要約を作成するため、これまで発生していた転記や追記の手作業が不要となる。
これにより、医師の事務負担となっていたカルテ作成業務が劇的に効率化されるほか、紙ベースの情報を手間なく構造化されたデータとして蓄積することが可能だ。
同社は今後も、音声入力やAI要約といった最新テクノロジーを活用することで、医療現場を支援していく方針だ。

