株式会社HIKKYは、独自開発のWebメタバース開発エンジン「Vket Cloud」をアップデートした。
Vket Cloudは、WebブラウザからURLクリックのみでアクセスできるWebメタバース空間を制作できるメタバース開発エンジンである。Vket Cloudでつくられたメタバース空間は、特定のプラットフォームでの利用に制限されないため、個人・法人問わず誰でも自由な発想で構築することができる。
今回のアップデートにより、ECプラットフォーム「Shopify」とAPI連携が可能となり、メタバースショップ内での自社商品販売から決済までをよりスムーズにできる機能が追加された。ユーザーは、メタバースショップ内の複数の商品をカートに入れながら商品を見て回ることができる。新たに追加されたショップのテンプレートを使用すれば、独自のメタバースショップを手軽に開設することができ、アフターコロナにおいても継続して導入が進む「アバター接客」も可能だ。
また、イベント開催時などに「誰がきてくれたか知りたい」という要望に応えて、ユーザーの入室時に名前や住んでいる地域など任意の情報の入力を求めることができる機能が備わった。入力してほしい情報は任意で決めることができ、誰がいつ入室したかの履歴を管理画面で確認できるようになった。イベントやセミナー開催時におすすめとのこと。
さらに、事前に入室を許可するユーザーを登録しておくことで、特定の人のみ入室できるようにすることができる。会員制コミュニティの運営やスタッフの社内勉強会など、リモートオフィスのような使い方が可能だ。限定的な場所でのアバターを介したコミュニケーションで、エンゲージメントの向上につながる。
そして、VRMのデータに組み込んである表情が反映されるようになり、アバターでのコミュニケーションが多彩になった。
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