株式会社杉孝と株式会社積木製作は、メタバース空間でクサビ緊結式足場の組立解体体験が可能な教育コンテンツ「メタバース体感教育」を共同で開発し、2024年3月1日より足場安全教育サービスの提供を開始した。
「メタバース体感教育」は、遠隔地から天候や場所に左右されず、足場解体方法や機材特徴の習得が可能なコンテンツだ。このコンテンツを活用した足場安全教育サービスでは、足場の安全を専門とするスタッフがメタバース上で講師となり、受講者に機材特徴や安全な組み方などを指導する。
過去に開催された建設DX展でのデモプログラムでは、参加した約230名から得られたフィードバックを元に、安全帯の使用方法や振り返り機能の追加、操作性の改善など、プログラムの改善を進めた。また、使用デバイスは、従来のMetaQuest2から昨年発売されたMetaQuest3に更新されている。
コンテンツの具体的な内容は、足場機材の形状と仕組みの学習、組立解体手順の学習、高所からの落下体感など危険作業の体感、安全帯の正しい使用方法など、組立解体中の安全確保の方法を学習する。
コンテンツ特徴の特徴としては、遠隔から無線接続で6人まで同時接続可能なほか、実寸大モデルを確認しながらチャプター分けして学習ができ、結果のスコア化といった振り返りの機能も搭載されている。
なお、これまでにもVR・MRを活用した足場の安全教育や危険体感サービスを提供してきた杉孝は、3月からメタバースを活用した新サービスの提供を開始し、積木製作は2024年4月よりこのコンテンツの販売を開始する予定だ。
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