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Blue Lab、AI活用パーソナライズドバンキングサービス提供に向け共同実証実験を開始

Blue Lab、AI活用パーソナライズドバンキングサービス提供に向け共同実証実験を開始

Blue Lab、AI活用パーソナライズドバンキングサービス提供に向け共同実証実験を開始

株式会社Blue Lab、Personetics Technologies Ltd.(以下、Personetics)、富士通株式会社は、マネーツリー株式会社の協力のもと、バンキングサービス利用者に、AIを活用して適時的確なフィナンシャルアドバイスを行うパーソナライズドバンキングサービスを提供する、Personeticsのソリューション「Personetics Engage」の共同実証実験を開始した。

今回の実証実験では、2018年10月17日より、Blue Labと富士通の社員を中心とした協力者約300人が、利用者目線で「Personetics Engage」を体験し、3社でレコメンデーションの精度と、顧客満足度向上の効果を測定・検証する。

20行以上の欧米大手銀行で導入実績を持つ「Personetics Engage」は、現在、スマートフォンやPCを利用した銀行のデジタルチャネルを中心に5,000万人以上が利用している。

金融業界に特化したノウハウを活かした複合的なAI技術により、ユーザプロファイリング、金融行動パターン認識、レコメンデーション最適化、キャッシュフロー予測などを行う事で、個人金融資産変動・予兆の検知や、個人金融資産状況に関するパーソナライズされたアドバイスを利用者ごとに適時的確な内容で配信し、日常生活に密着したファイナンシャルアドバイスを提供するという。

なお、同実証実験の結果を踏まえて3社は、国内の様々な金融機関に向けた、パーソナライズドバンキングサービスの本格的な事業化を目指すとのこと。

背景

近年、金融機関と利用者の接点は、窓口などの対面チャネルから、スマートフォンやPCを介した非対面チャネルへと変化しつつあるという。金融機関では、営業店への来店を前提とするサービスから、デジタルチャネルを活用した、金融サービスの利用ニーズ喚起につながるアプローチへの転換により、利用者とのつながりを強化する動きが高まっているそうだ。

デジタルチャネルでは、自分自身が必要な情報や実施すべき金融行動に対しタイムリーなアドバイスが、わかりやすいガイダンスと共に提供されるため、金融機関へのサービス満足度向上につながると期待されているとのこと。

実証実験の概要

同実証実験では、「Personetics Engage」を活用し、国内金融機関が保有するデータおよびマネーツリー様のサービスを活用することで得られた個人資産管理データをもとに、被験者の口座情報、入出金予定、入出金実績、クレジットカード明細に基づく、キャッシュフローをモニタリングし、被験者一人ひとりに適切なレコメンドを配信する。

  1. 実証期間
  2. 2018年10月17日から2019年2月28日(予定)

  3. 目的
  4. 日本の金融機関とデータを活用し、欧米の大手金融機関で多く導入されている「Personetics Engage」が生成するアラートやアドバイスなどのインサイトの内容について、日本市場における導入効果を測定。

  5. 対象者
  6. Blue labの社員、富士通の社員を中心に約300人

  7. 役割分担
  8. 実証実験データの提供:BlueLab
    実証実験環境提供:Personetics
    実証実験環境へのデータ投入:富士通
    実証実験評価:3社

  9. 検証ポイント
  10. 生成可能なアラートやアドバイスなどのインサイト数の測定
    インサイトの内容と日本の金融機関サービスとの親和性や実現性の評価
    被験者による利用意欲の評価
    本ソリューションの導入および正式サービス提供に向けたデータ連携性評価、および運用方法の明確化

今後

今後、日本国内において、デジタルチャネルを通じ、タイムリーなファイナンシャルアドバイスやキャッシュフローに関するアラーム通知を可能とする、AI技術を活用したレコメンデーションサービスの提供により、利用者が日常的に使いたくなるような金融機関向けの新たなパーソナライズドバンキングサービスの事業化を目指すとのこと。

【関連リンク】
Blue Lab
富士通(FUJITSU)

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